書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「骨董店、本物の重文と称して『恐竜の卵の化石』を店頭販売―河南省鄭州市」 から

2009年09月18日 | 抜き書き
▲「レコードチャイナ」2009-09-18 05:18:57。(部分)
 〈http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=35369&type=1

 問題の「恐竜の卵の化石」は、計6店舗で100個近くも売られていた。値段は1個400元(約5300円)。店側の主張はあくまでも「本物」だ。「ニセモノだったら弁償する」とかなりの強気。これらの「化石」は地元の山で自ら発掘してきたものだという。だが、どこからどう見てもまったくのニセモノ。そもそも国の重要文化財がこんなところで売られているわけがない。市民からはこれまでに何度も通報されている。

 むかし、蘆溝橋のたもとで本物の殷時代の青銅器というのを露天で並べて売っていた。みな手のひらに乗るほどのミニチュアで、写真でよく見る爵のほか、支那事変時に日本軍が装備していたような機関銃もあった。どれも出土したばかりだと、売っているオバハンは言った。青銅製の機関銃にはところどころ泥がこびりついていた。爵を買って帰った。いまでも家にある。