書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

伊藤整ほか編 『日本現代文学全集』 58 「廣津和郎・宇野浩二集」

2005年12月26日 | 文学
 広津和郎はやはり面白い。
 宇野浩二が面白いのは「蔵の中」、しかも「そして私は質屋に行かうと思ひ立ちました」の書き出しだけ。あとは辛気臭いの一言。

(講談社 1964年4月)