マイケル・S・ガザニガ著 藤井留美訳 『“わたし”はどこにあるのか ガザニガ脳科学講義』 2014年12月08日 | 自然科学 中山元『正義論の名著』(筑摩書房 2011年6月)を読んで、人間社会の起源や人の精神、なかんづく道徳観念の成り立ちを実証的に考えるには人類学とくにサル学に通暁することが必須ではないかと思わされたのだった(過去の思想家が設ける古代社会の前提はほとんど夢想の範疇だから)。この本を読んで、あと、それに加うるに脳科学かと。素人考えではあるけれど。 (紀伊国屋書店 2014年9月) #本(レビュー感想) « 小島毅 『靖国史観 幕末維... | トップ | 今村与志雄 『歴史と文学の... »