高崎直道/木村清孝編『シリーズ・東アジア仏教』3「東アジアの仏教思想Ⅱ」(春秋社 1997年5月)所収、同書293-303頁。
日本の中国仏教史家のみが用いる用語「格義仏教」とは、中国の東晋時代に、仏教の教理を解釈するおりに仏家たちが「格義」という方法を用いた」という「風潮」、もしくは「方法」ないし手段にすぎず、実態として「格義仏教」などというものは存在せず、当時「『格義』という方法が流行した」だけの事実であるという議論。
日本の中国仏教史家のみが用いる用語「格義仏教」とは、中国の東晋時代に、仏教の教理を解釈するおりに仏家たちが「格義」という方法を用いた」という「風潮」、もしくは「方法」ないし手段にすぎず、実態として「格義仏教」などというものは存在せず、当時「『格義』という方法が流行した」だけの事実であるという議論。