書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

渡辺一民 『林達夫とその時代』

2005年12月02日 | 日本史
 ある方からいただいた、林達夫の評伝である。
 たとえば孫歌『竹内好という問い』(岩波書店 2005年5月)のスタイルが好きな人には、とっつきやすい文体と論法だということなると思う。だが残念ながら私はそうではなく、読み進むのに難渋した。何を言っているのかはまだ分かる。だが何を言いたいのかが、よく分からないのである。
 つまりさよか(3)。

(岩波書店 1988年7月)