http://1000ya.isis.ne.jp/0684.html
上は、私がいま読んだ同書の書評で、紹介したい。私が下手な感想を書くよりよほど意味があると思える。
ヒトと類人猿を分けたもの、すなわち『意識』や『精神』にかかわる何らかの差異の発生の原因のひとつは、この皮下脂肪を司る生化学的な組成変化にあったということになってくる。これは以前から一部で唱えられていたことではあったものの、あまり深くは重視されてこなかった“事実”である。どうやら「脂質の化学」こそが「人間形成」の重要局面にあずかっているらしい。
もしこの仮説が正しければ、ピンカーによるサピア・ウォーフ仮説への致命的な批判(言語は思考を規定するというがその言語を創りだしたのは思考ではないのかという)が決定的にその議論の基礎を失う物理的証拠となるのではないか。
上は、私がいま読んだ同書の書評で、紹介したい。私が下手な感想を書くよりよほど意味があると思える。
ヒトと類人猿を分けたもの、すなわち『意識』や『精神』にかかわる何らかの差異の発生の原因のひとつは、この皮下脂肪を司る生化学的な組成変化にあったということになってくる。これは以前から一部で唱えられていたことではあったものの、あまり深くは重視されてこなかった“事実”である。どうやら「脂質の化学」こそが「人間形成」の重要局面にあずかっているらしい。
もしこの仮説が正しければ、ピンカーによるサピア・ウォーフ仮説への致命的な批判(言語は思考を規定するというがその言語を創りだしたのは思考ではないのかという)が決定的にその議論の基礎を失う物理的証拠となるのではないか。