オハネフ12の室内灯

2013-10-22 | 鉄道模型
パネルライトが点灯できなかったオハネフ12、IMONのD1000-330を使って直接配線する事によって強制点灯化することに致します。


D1000-330の旧製品(タンポ印刷の面積が少ないもの)を加工して使う事に致します。


光が強くなりすぎることを恐れて中央部のタンポ印刷を少なくしたところ、量産するにつれて材料の透明度が上がって逆に中央部の方が暗く感じるようになってしまったのです。

それを打ち消すために自分で半透明の白を塗って対抗しようというわけです。


筆塗りしたのはいつものようにエナメルのクリヤと白の混合です。


乾きました。


基板をセットします。

このパネルに基板を固定する部分だけはスコッチのメンディングテープを必要とします。

この状態は実はスーパー等の半透明ビニール袋の切れ端をちょいと使っています。
一番基板寄りのアルミテープの基板寄りです。
(実は此処だけエナメル塗るのを忘れたからです)


これでOKです。

D1000-330は誰が組み立てても全く同じ様に理想的配光が出来る様に改良したいところです。


光源から斜めに進んでくる光の量を見たところです。


光源の反対側から斜めに進んでくる光の量を見たところです。

光源の反対側も比較的健闘していると思います。

この面を配慮したパネルライトは「他にはまだ無い」と思います。

グレードの高い配光をパネルライトに求めるならば現状IMONしか無いと思います。


オハネフ12を分解します。 

TOMIXパネルライト、一時期は片方だけ点灯したのですが現在は全く点灯しません。


TOMIXオリジナル(正確には電球を使ったパネルライトが指定、今回試しに使ってみたのはその代替品たる白色LEDのパネルライト)を諦めます。

通電対策でスプリングで囲い込み無理矢理接点同志を結びつけたのですが点灯できませんでした。


この「錆っぽい」燐青銅接点板がいけなかったのか?

でももう使いません。 直接ラグを付けてしまいます。


インテリアの床は2ミリナットをちゃんと避けるようになっているように見えます。


このウェイトを兼ねた接点板を見て気になる事が出ました。

これはメッキしてあります。

黒いです。

黒いメッキで通電出来るのは『黒ニッケルメッキ』だけです。

これは黒ニッケルではない黒メッキだから通電しないはずです。
(実用出来無い程度通電しますが)
テールライトが点かなかったのも、パネルライトが点かなかったのもこの接点板がいけなかったのかもしれません。


ところで、ウェイトとして使うなら一番安いのはステンレスです。

ステンレスは車輪の材料に出来ない(表面の性質上滑ってしまって牽引出来ない)のですが重りにするには最高です。
メッキしなくても錆びないからです。
ステンレスを使っておけば通電可能でしかも安かったのでは?

(IMONのプラ貨車ではウェイトは「鉄+メッキ」より安いステンレスを採用しています)


まずメッキを剥がします。 ヤスリで削るだけです。


錆びたら困るのでいさみやの黒染液で黒染磨きをしておきます。

(黒染磨き=黒染を指で磨きながらやって指で磨きながら水洗いします)


IMONのラグ板2mm(小)を使います。

http://www.imon.co.jp/webshop/index.php?main_page=product_info&products_id=67017&w=323&x=800&y=0&from=mk

製品に使って居るモノです。


ぼろぼろ半田ごて30/60W


ヤニ入り半田を切って乗せます。


ネジが緩んでいて熱い先っちょがポロリ! 怖いですね・・・・


コンデンサはメンディングテープで結わえ付けの刑に処する。

しかし床下と車体が嵌りません。


ナットの厚みがいけなそうなので削る事にします。


この白い普通の2mmナットは真鍮+ニッケルメッキのようですね。 削りカスが金色です。


1.1mmを切るところまで削りました。


使用後/使用前です。

これでパチリと嵌りました。

(パチリは言い過ぎかもしれませんが・・・・)


なんとかなりました。 点灯成功!


驚き!!は錆っぽい燐青銅接点のテールライトも点灯した事です。


つまりIMONのD1000-330を持ち出さなくとも鉄のメッキを剥がせば大丈夫だったのかもしれません。

(TOMIXのパネルライトは次に使えば良いだけですから問題なしです)


しかし、客室以外への配光や均一配光はD1000-330でなくては無理です。 寝台の場合は特に。


テールライトは少し暗いですね。