魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

バラハナダイ

2020年01月13日 18時20分53秒 | 魚紹介

すみません。体調不良と忙しかったためぶろぐを更新できませんでした。本年もよろしくお願いいたします。

今回は最近(といっても旧年12月)に入手した魚のご紹介。ハタ科・ハナダイ亜科・イッテンサクラダイ属のバラハナダイという種類である。見てわかるように非常に美しい魚である。見てわかるように大変美しい魚である。バラハナダイはやや珍しい魚ではあるが、深場釣りではたまに釣れる。市場にも出て食用になることがあるが、残念ながらこの個体はグリーンFゴールドで薬漬けになっていて、食べることはできないのだ。

バラハナダイの尾鰭。Odontanthias chrysostictusという種はバラハナダイに似ていて、分布域も西太平洋であるが、尾鰭の色彩が違うように思える。また尾鰭の長さもだいぶ違っている。バラハナダイを含むイッテンサクラダイ属は15種が知られており、日本にはバラハナダイのほか、ボロサクラダイ、イッテンサクラダイ、ハタタテハナダイ、マダラハナダイが知られている。かつてバラハナダイと同じ属とされたイトマンオオキンギョという種類はMeganthias属に含まれ、現在は別属となっている。属の標準和名はイトマンオオキンギョ属となっている。

またこの属はながくHolantias属とされ、長らくバラハナダイ属という標準和名があったが、現在はHolantiasとは別属とされる。属はOdontanthias、標準和名はイッテンサクラダイ属とされた。混乱を避けるためにOdontanthiasにバラハナダイをつかうのはやめたほうが無難であろう。

イッテンサクラダイ属もなかなか入手できない魚であった。しかし2019年には5月に1尾、そして12月にこのバラハナダイを入手できた。5月に入手したものについてはまた別にご紹介したい。しかし長いことまっていても来ないのに来るときはまとまってくるので、魚というのは面白いものだ。

今回のバラハナダイは水谷昌夫さんより。ありがとうございました。


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