アンコウLophiomus setigerus (Vahl)です。
日本産アンコウ科魚類には8種が居るのですが、通常食用になるのは本種か、キアンコウです。
よく似ているのですが、アンコウは唐揚げむき、キアンコウは鍋向きといいます。
では、どこが違うのでしょうか。
同じくらいのキアンコウLophius litulon (Jordan)の写真です。
口の中をみてみますと、アンコウは白い斑点があるのに対し、キアンコウでは一様に灰褐色、もしくは暗色です。これは魚類学者や魚屋さんでは「まあ常識」とか暗黙の了解とかいいますが・・・
ただ「唐揚げアンコウ、鍋キアンコウ」といいますが、両種とも鍋に入れましてもそれほど大きい差はないのかなとも思います。ちなみに流通名はキアンコウがホンアンコウ、アンコウがクツアンコウです。標準和名アンコウがホンアンコウ、ではないのです。
ちなみに某ニュースサイトで当ブログが紹介されており、その影響で本日はアクセスカウンターが400を超えてます(普通は1日100件くらいなのに) アクセスしてくれる皆様、そして紹介していただいた記者の方にお礼申し上げます。
事後報告で申し訳ありません。