魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

柳橋中央市場へ

2010年12月18日 12時55分49秒 | 魚市場

 

今朝は柳橋中央市場へ行ってまいりました。仲買さんが、たくさんのお店を出しておられ、一般の方も自由に生鮮食品(乾物もありますが・・・)を購入することができます。(月~土、営業)

 

朝7時29分。取扱品目は看板をみればお分かり、魚・野菜。他精肉、花。

柳橋・・・といえば、博多の柳橋市場がYahoo!の検索で上位にきますが、名古屋にもあるのです。

こちらは活気に満ちた市場内の様子。このあと、携帯電話を忘れ、取りに車に戻ることに。

ネズッポ科2種

上:ヤリヌメリRepomucenus huguenini (Bleeker)

下:ネズミゴチRepomucenus curvicornis (Valenciennes)

愛知県の三河湾で行われる、小型底曳網漁業の産物です。愛媛では、ホロヌメリとヨメゴチしか見られなかったので、眼を養うにはよさそうです。

クロソイSebastes schlegelii  Hilgendorf

北海道産。フサカサゴの仲間は他にもいろいろと有りましたが、北方産種は少ないです。

スケトウダラTheragra chalcogramma (Pallas)

北海道産。マダラは市場でもよくみて、大型のものがどーんと、ならんでいますが、この種はやや小型でした。知床沖の釣りで獲れたもので、口の中に釣り針がありました。

ケムシカジカHemitripterus villosus (Pallas)

カジカ科はみたところ市場にはほとんどなく、1つの店だけにあり、そこではこのケムシカジカと、活けのギスカジカとおもわれるものを扱っていました。棘数が多く、皮膚の感じも、まるでギスカジカなどとは違うような。

シラウオSalangichthys microdon Bleeker

これは青森産だそうです。前に京都の錦市場や、同じく中央卸売市場では、淡水魚を扱うお店もありましたが、ここでは海水魚を扱うお店にも、フナや、モロコが置いてありました。

マダラGadus macrocephalus  Tilesiusの白子

これが一番高く、2500円なり。今回使用金額は、樋口さんおひとりでほぼすみましたので、半分近くを占める計算になります。

●中央市場

中央市場といえば、「一般客を相手の商売はしない」ようなイメージを持つ方も多いかもしれませんが※、そんなことはなく、この柳橋中央市場では、私のような一般客相手にも、非常に親切な対応をしていただきました。市場内には、おじさん、おばさんだけでなく、若いヒールをはいた女の子もおりましたし、学生のような方もいました。日本の魚食文化を後世に残していくためには、このような若い客層をターゲットにしないといけません。

※ちなみに京都の中央卸売市場では仲買さんのブースにも、「小売りは致しておりません」と、でかい垂れ幕がかかっていました。こんなのでは、いけないのです。

●魚の種類

しかし、魚の扱いの幅は、私が想像したほどには広くなく、養殖物のブリやマダイ、それからマグロが多くの場所で取り扱われていました。また、タラや、アンコウ、メバルなど・・・どこでも同じような種ばかりで(まあ、年末も近いし、冬だから鍋物も食べたいし、というのはわかりますけどね)ちょっとイマイチ、という感じはしました。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Dormitator lebretonis (Stei... | トップ | ハタタテハゼ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (相模湾)
2010-12-18 14:01:03
各地の魚が入荷するんですね。

ヤリヌメリは、臭くないですか。
返信する
Unknown (椎名)
2010-12-18 14:06:05
まあ、日本の5本指に入る都市ですから、日本中の魚が集まりますね。

ヤリヌメリは、確かににおいは有りますけど、他の方がおっしゃるように騒ぎ立てるほどのにおい・・・というわけでもなさそうです。私の嗅覚が異常かもしれませんが(腐った魚の溜まり場でも平然としていられる)
返信する

コメントを投稿

魚市場」カテゴリの最新記事