フィリピンにもアジの仲間はたくさんいます。
このヒシカイワリUlua mentalis (Cuvier)もフィリピンにすむアジ科の一般種、現地では市場にでて食用になります。
ヒシカイワリは東南アジアでは普通種ですが、日本では鹿児島で、3年ほど前に報告されたばかりという種類です。
リュウキュウヨロイアジとなかなか、よく似ていて、紛らわしいものなのですが、鰓耙数が大きく違っています。
鰓耙数は上枝が25-28、下枝が53-57(Motomura et al., 2007)と、リュウキュウヨロイアジのそれぞれ6-11、14-17を大きく上回ります。また、口も大きい感じです。
この手の魚には、ウオノエ類がいることがありますが、本種の鰓にも、ペアでついていました。
これがそのうちの1個体。日本のシマアジノエと同種でしょうか。それとも別種でしょうか。今アルコール保存中。
先日のネズミフグ味噌鍋にして食べてたら
鍋の中からでてきました
なんじゃこりゃ?
と思ったんですけど加熱したあとですから全く気にせず、、、
ウオノエからいい出汁が出ましたかな 笑