魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

憧れのドジョウ

2017年09月02日 13時55分01秒 | 魚介類採集(淡水・汽水)

大阪で行われたシンポジウムのあと、Twitterのフォロワーの方と滋賀県へと魚採集に連れて行っていただいた。奈良県から大阪、京都府を超えて琵琶湖へ。途中道に迷って朝鮮学校へあわや強行突入というハプニングもあった。

オオガタスジシマドジョウ

砂底を砂ごと網ですくうと、こんなのが採集できた。これは夢にまでみたオオガタスジシマドジョウではないか!体側に斑点列がなく、縦縞があるスジシマドジョウ類のなかで、これほど巨大なものは初めて見たのであった。他にタモロコやヨシノボリ属の未同定種(おそらくオウミヨシノボリの幼魚)、フナ類も採集でき、10年以上ぶりの出会いとなるスナヤツメ種群のアンモシーテス幼生も採集できたが、これにばかり気をとられて撮影できなかった。

ニシシマドジョウ琵琶湖産

 

琵琶湖産のニシシマドジョウ。これも2匹入った。最初はオオシマドジョウと思われたが、このような円形の斑が連なる様子は琵琶湖タイプだという。オオガタスジシマドジョウと同じ場所の砂底に生息していた。

このような小さなスジシマドジョウの仲間も採集できた。「ビワコガタスジシマドジョウ」と思われたが、「日本淡水魚類愛護会」の西村さんにお伺いしたところ、オオガタスジシマドジョウの幼魚と同定していただいた。憧れのオオガタスジシマドジョウの成魚だけでなく、幼魚にも出会うことがかなったのであった。西村さんありがとうございました。

ちなみにビワコガタスジシマドジョウとは背鰭の位置や体高・尾柄高がやや高いところが違うと教えていただいた。体側の模様もはっきりしているのも違うようだ。ビワコガタスジシマドジョウは尾柄高が不自然なほど低いのもいるようだ。不思議な斑紋の個体が多く、この魚にも会いたくなった。

おまけ

滋賀県では昆虫にも多く出会うことができた。ミヤマカミキリ。夜のコンビニエンスストアでは多くの昆虫に出会えた。

脚などが折れてしまってたクワガタムシ

コンビニエンスストアのトイレの中にも...。キイロカミキリモドキと思われる個体。有毒とされるので触らない方がよいみたい。

最後に。同行していただいたお二人に感謝!ありがとうございました。

コメント
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