魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

クモウツボとスズメダイ

2010年06月09日 22時58分43秒 | 魚介類飼育(海水)

あまり鮮明でなくてごめんなさい。画像圧縮のテストをしてみました。最近はウツボを飼っています、といっても驚くアクアリストさんは少ないようで、うれしいです。

さて、私が飼っていますのはクモウツボEchidna nebulosa (Ahl)。日本に生息するウツボは一説によりますと56種類、そのうち半分以上の35種がウツボ属に含まれます。しかしこの種はアラシウツボ属という別属に入れられています。

アラシウツボ属は日本からは3種のみが知られる小さなグループで、そのほかにシマアラシウツボ、ナミダカワウツボが知られています。本種は高知県柏島~インド・太平洋に生息するといわれますが、和歌山県にも分布するようです。結構美しい種で、観賞魚として人気があります。

この仲間は多くが小型で、甲殻類を主に食べます。しかしウツボの仲間の多くはタコや小魚を好んで食べています。では、本種は・・・?本種もやはりウツボです。タコの切り身をあたえてやると、あっという間に飛びついて、食べてしまいました。

今現在のウツボ水槽のメンバー。

横にいるのはテンジクダイ科のシボリFowleria variegata (Valenciennes)。この種は奄美諸島以南にすみますが。四国南西部はもちろん、和歌山でも採集されています。

上を泳ぐのはミスジリュウキュウスズメダイDascyllus aruanus (Linnaeus)です。スズメダイの仲間は他の魚とは飼いにくいものが多いですが、ここではクモウツボがいるので、適度な警戒感があるようで、バランスには問題なさそうです。彼らは、クモウツボが食い散らかすタコの切り身のおこぼれをいただこうとウツボの周りを泳いでいます。

ちなみに、この画像も圧縮しています。

コメント (2)
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