世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみやすお)です。
今日は、聞くことの大切さってことについてお話をいたします。
円満な人格とか、人間関係が良く築かれていくためには、聞くことが一番の土台だと言うのです。こういう分野の専門家、カウンセリング・コミュニケーションの専門家で、デービッド・アウグスバーガーという人が「親身に聞く」という本を書いていますが、その中でこのように言っています。
聞く事、そして聞いてもらう事は、人間にとって呼吸と同じです。生まれてから死ぬまで変わる事なく続きます。生まれたばかりの子どもの受ける最初の刺激は、母親から伝わってくる心臓の鼓動です。赤ちゃんは大きな物音を恐れる。それと、下に落ちるのが恐ろしい。そこで母親の胸の柔らかな響きを聞き、暖かく包む両腕に支えられている時に安心感を与えられます。人生にはいろいろな段階がありますが、どんな時でも、人の心と心をつなぐ基本的な手段は聞く事です。発作に襲われて、見る事も話す事も匂いを嗅ぐ事なども一切の感覚が失われた後でも、聞く能力だけは最後まで残ります。何歳の人にとっても心の底に最も深い感情を呼び起こすのは聞く事なのです。
確かに聞く事によって人は生きる力や慰めや励まし、与えられますねえ。また、聞く事で傷を受けてしまうなんていう場合もある訳ですけれども、良いことば、励ましのことば、元気づけることば、必要ですね。これをたくさん聞いて、いっぱい心に貯えていけたらいいです。でも人間のことばには限界があります。
今から3000年も前ですが、旧約聖書の詩篇119篇という所に、神様のことばを聞いていく事、心に貯えていく事の大切さについて、こんなふうに謳われています。
どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。私は心を尽くしてあなたを尋ね求めています。どうか私が、あなたの仰せから迷い出ないようにしてください。あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。
神のことばと言われる聖書のことば、それは私たちをいつも慰め、励まし、また生きる力を、また喜びを与えることばです。こんな神のことばをしっかりと心に聞いて貯えて、またその中に生きることができたら何と幸いではないでしょうか。
(PBA制作「世の光」2004.11.05放送でのお話しより)
今日は、聞くことの大切さってことについてお話をいたします。
円満な人格とか、人間関係が良く築かれていくためには、聞くことが一番の土台だと言うのです。こういう分野の専門家、カウンセリング・コミュニケーションの専門家で、デービッド・アウグスバーガーという人が「親身に聞く」という本を書いていますが、その中でこのように言っています。
聞く事、そして聞いてもらう事は、人間にとって呼吸と同じです。生まれてから死ぬまで変わる事なく続きます。生まれたばかりの子どもの受ける最初の刺激は、母親から伝わってくる心臓の鼓動です。赤ちゃんは大きな物音を恐れる。それと、下に落ちるのが恐ろしい。そこで母親の胸の柔らかな響きを聞き、暖かく包む両腕に支えられている時に安心感を与えられます。人生にはいろいろな段階がありますが、どんな時でも、人の心と心をつなぐ基本的な手段は聞く事です。発作に襲われて、見る事も話す事も匂いを嗅ぐ事なども一切の感覚が失われた後でも、聞く能力だけは最後まで残ります。何歳の人にとっても心の底に最も深い感情を呼び起こすのは聞く事なのです。
確かに聞く事によって人は生きる力や慰めや励まし、与えられますねえ。また、聞く事で傷を受けてしまうなんていう場合もある訳ですけれども、良いことば、励ましのことば、元気づけることば、必要ですね。これをたくさん聞いて、いっぱい心に貯えていけたらいいです。でも人間のことばには限界があります。
今から3000年も前ですが、旧約聖書の詩篇119篇という所に、神様のことばを聞いていく事、心に貯えていく事の大切さについて、こんなふうに謳われています。
どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。私は心を尽くしてあなたを尋ね求めています。どうか私が、あなたの仰せから迷い出ないようにしてください。あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。
神のことばと言われる聖書のことば、それは私たちをいつも慰め、励まし、また生きる力を、また喜びを与えることばです。こんな神のことばをしっかりと心に聞いて貯えて、またその中に生きることができたら何と幸いではないでしょうか。
(PBA制作「世の光」2004.11.05放送でのお話しより)