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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■He'll take the pain away / 鬼無宣寿

2024年12月23日 | Weblog

2024/12/16放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? シンガー・ソングライターの鬼無宣寿(のぶひさ)です。今日から一週間、担当させていただきます。

 私は現在、ゴスペルという音楽を歌ったり指導したりしています。ゴスペルとは、もともと音楽と関係のないことばで、聖書の「福音:良い知らせ」という意味です。例えばヨハネの福音書は、The Gospel of Johnと言います。
 一方でゴスペルと聞くと、映画『天使にラブソングを』のように楽しく歌っている音楽をイメージされる方もおられるのではないでしょうか。

 私がゴスペル音楽に出会ったのは高校生の時。CDレンタルショップで「ゴスペル」ということばに目が留まリました。「ゴスペル? なんだろう?」
 早速、家で聴いてみるとどうでしょう、心の奥深くを殴られたような感じがして涙が止まらなくなったんです。今思うと、本当は正しく生きたいのにそうできない自分の情けなさが溢れてたのかもしれません。親に嘘をついたり、友だちを殴ったり、・・・。高校生まで犯して来た数々の自分の罪が示された、そんな体験でした。

 その後、大阪の大学を卒業し、上京して音楽家を目指すことに決めました。単身、上京してから日雇い生活の毎日。忙しくて思うように音楽の時間が取れません。ある時、仕事から帰って疲れ果て、小さなバスタブに浸かって、こう思いました。 「自分の選択は間違ってた」
 そして、高校生の時に感じたあの罪の意識がまた押し寄せてきたのです。「自分は好き勝手生きてきた。色んな人に迷惑をかけてきた。もし神がおられるなら、間違いなく自分は裁きの対象だなぁ」と。
 その時、力強く歌うゴスペルの歌詞は私にこう語りかけてくれました。

 “He'll take the pain away”『イエスはあなたの痛みを取り除く』(※カーク・フランクリンの曲) 
 
 ゴスペルの背後にある聖書を知りたいと思い、教会で聖書を学び、クリスチャンになりました。

 今私は、力づけてくれたこのゴスペルのことばを同じような境遇の人にも知らせたいのです。
 明日からクリスマスにちなんだ曲のお話と歌をご紹介します。


 ( PBA制作「世の光」 2024.12.16放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 

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