♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■喜んでこれを愛する / 福井 誠

2017年09月20日 | Weblog
2017/8/16放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「喜んでこれを愛する」です。ホセア書14章4節を読んでみましょう。
 「わたしは彼らの背信をいやし、喜んでこれを愛する。わたしの怒りは彼らを離れ去ったからだ。

 先週も申しましたが、ホセア書は1章から3章までが背信の妻ゴメルを受け入れるホセアの個人的な問題が語られていました。その象徴的な物語のメッセージを受けて4章からは具体的なイスラエルの罪の指摘、そして裁きの宣告がなされていましたね。そして神は罪を犯した者を甚だ遺憾であると見捨てるわけではなく、むしろ愛をもって回復と救いへと導こうとされるお方である、とお話しました。今日の箇所はまさにそうした神の愛を丁寧に語っている部分です。

 「イスラエルよ。あなたの神、主に立ち返れ。・・・わたしは彼らの背信をいやし、喜んでこれを愛する。」(1節、4節) やはりこういう所に神のことばだなあと思うところがあります。というのも、人は自分を裏切るものに対して立ち帰るということも難しいし、まして喜んでこれを愛するとは言わないものですね。人間的に懐の深い人であっても、頭では分かっても実際には感情が邪魔してなかなか受け入れることはできないものでしょう。しかし神は実にさばさばしていますね。たとえ怒りをあらわにしてもカラッとしています。あれだけ神の心を傷つけてそして悲しませた背信のイスラエルに対して、「喜んでこれを愛する」と言うのですから。この神の愛があればこそ、やりなおせそうもないものもやり直していけるように思いますねえ。人は誰でも、そんなに自分は立派ではないとは思っていても、罪人だと言われる悪い人間ではないと考えるものです。けれども聖書は人間というのは神あって存在したのだ。この世界は偶然できた訳ではなく、神がこれをお造りになり神がこれを守り導いておられると語り、その神を認めて神の愛の中に生きることを勧めていますね。実はその事を認めないこと、神を知ろうとしないことが罪だと言っているのです。

 ホセアは言います。
 「知恵ある者はだれか。・・・悟りある者はだれか。」(ホセア書14章9節)
 神の呼びかけに応答し、神にまっすぐ心を向ける歩みをさせていただきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2017.8.16放送でのお話より )

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■のがれの町 / 板倉邦雄 | トップ | ■十戒 - 自由への励まし 2... »