♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■十字架のことば② / 関根弘興

2024年07月04日 | Weblog

2024/03/28放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 今週は、イエス・キリストがどうして十字架につけられたのかをご一緒に考えています。

 イエス様の十字架上での最初のことばは、「自分を十字架につけた人たちを赦してください」、という祈りのことばでした。何と大きな愛のことばでしょう。

 イエス様の十字架の両脇には犯罪人がつけられていました。その一人はイエス様を嘲(あざけ)り、「お前はキリストではないか。自分と俺たちを救ってみろ」と叫びました。
 しかしもう一人は、「俺たちは自分のしたことの報いを受けているのだ。だがこの方は、悪いことは何もしていない。イエス様、あなたが御国(みくに)の位にお着きになるときには、私を思い出してください」 そう言ったのです。

 この人は十字架につけられているイエス様を見て、「この方は御国の位に着く方だ」と分かったんですねえ。不思議ですね。

 するとイエス様は、「あなたは今日、わたしとともにパラダイス(※神様の園庭)にいます」と約束のことばを語りました。

 この十字架につけられた犯罪人は、自分の愚かな犯罪によって十字架につけられました。そしてあとわずかな命を数えるだけでした。しかし、私の隣にいるこの方は自分を十字架につけた人を呪うことをせず、この世を恨むこともせず、「父よ、彼らを赦してください」と祈っている、何という方だろう、このようにすることの出来るお方は、本当の愛の持ち主であり、まことの救い主かも知れない。そのように思ったのかも知れませんね。
 彼は声を振り絞って、「イエス様、あなたが御国の位にお着きになるときには、私を思い出してください」と言ったのです。
 つまり、この方は私を永遠の御国へと導いてくださる方だ、と告白したのです。

 そしてイエス様は何とお答えになりましたか? 「あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます」と約束されました。この犯罪人に永遠の御国の住まいを約束されたのです。

 イエス様を信じる者は誰でも救われる、これが聖書の約束です。
 この犯罪人は、生前何の良い行いをしてきたわけではありません。功績をたてることも模範になることもなかったでしょう。
 でも永遠の救いを得るためには、たった一つだけが必要なのです。それは、ただイエス様を救い主として信じ受け入れる、それだけです。

 イエス様はこの人に永遠の救いの約束を与えてくださったのです。


 ( PBA制作「世の光」 2024.3.28放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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