2024/04/20放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「生きている父なる神」という題でお話ししましょう。私たちのいのちの源である生きている父なる神についてイエス様は語ってくださいました。ヨハネの福音書6章の57節から59節です。
まず57節のイエス様のことばを口語訳聖書でお読みします。
「生ける父がわたしを遣わされ、また、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者もわたしによって生きるであろう」
イエス様はここで、「わたしのいのちの源は、生きている父なる神にある」と言っているのです。そして「わたしも父なる神によって生きている。わたしを信じてわたしを食べる人々はわたしによって生きていくのです」と語りました。
生き続けることが私たちの使命です。イエス様はここで、私たちがいのちにあずかり生きる者となるためには、三段階あると教えているのではないでしょうか。
第一段階は、生きている父なる神です。父なる神はいのちの源です。
次の段階は、神の子イエス・キリストです。肉体を持ってこの世に来られたイエス様は、私たちのために開かれたいのちの水門、あるいはパイプラインのようです。イエス様を通していのちは私たちのところまで流れてきました。ちょうどイエス様は、苦しみと痛みの中で血を流しながら私を産んだ母のようです。
そして第三段階が、私たちがイエス様を信じる信仰によってイエス様からいのちを引き出すことができます。
私は生まれるとき、自分でもがいて母の胎から出てきたのではありません。私のいのちと生きていく人生は、母の一方的な苦しみと痛みによるものでした。私はただ母にゆだねる、任せるだけだったのです。
このことはすでにヨハネの福音書3章36節で言われています。
「み子を信じる者は永遠のいのちを持つ」と。
ですから私たちはこの世で天に、生きておられる父なる神を持ち、地上では母なるキリストの教会を持つのです。
それは私たちの魂と霊そして身体が、父なる神様によって生かされ、養われ、成長し、ある時には訓練されていくためです。
そして、地上の母なるキリストの教会によって四苦八苦と言われる人生の中でも私たちが慰められ励まされて歩んでゆくためなのです。
天の父なる神様と地上の母なるキリストの教会は世の終わりまで私たちと共にいてくださいます。
( PBA制作「世の光」 2024.4.20放送でのお話しより )
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