♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■本当にあったお墓のお墓 /水谷 潔

2024年07月10日 | Weblog

2024/04/03放送

 「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会協力牧師の水谷潔です。

 愛知県豊田市のあるお寺には「お墓のお墓」があり、2万を超える数の墓石が山の中に並べられています。そこには不要となった墓石を引き取り、毎月供養しているそうです。近年は先祖代々からのお墓でも管理する家族がおらず、墓じまいをするケースが増えているとのことで、墓石が墓地やお寺から撤去され運ばれて来るのだそうです。その役割を終えると、ある意味お墓も命尽きて死んだことになるのでしょう。

 私が、この「お墓のお墓」のことを知って思い起こしたのは、聖書が記すイエス・キリストのよみがえりです。

 聖書によれば、イエス様は十字架につけられ、死なれ、墓に葬られました。しかし、三日目によみがえり、その墓は空っぽになったことを聖書は記しています。お墓が役割を果たしたのはたったの三日間だけです。これは、お墓が三日の命で終わったようなことでしょう。

 実はイエス様が死んだ後、墓からよみがえられたことは、イエス様が死に打ち勝ったことを意味します。
 言い換えれば、イエス様は死の力を奪ったのです。死を命なきものとされたのです。死を死に至らしめたのです。

 そして聖書によれば、イエス様を信じる者も永遠のいのちをいただいて死に勝利します。イエス様と同じように死んだ後によみがえり、イエス様と共に永遠を生きるのです。

 そのことをキリスト教の伝道者パウロはこう語っています。
 新約聖書コリント人への手紙第一の15章55節をお読みします。
 「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか」。

 イエス様とイエス様を信じる者のよみがえりによって、もはや死には勝利がないこと、私たちを突き刺す棘もないことを、聖書は宣言しています。

 イエス様を信じるならその人は死に勝利できるのです。イエス様を信じる者にとって、肉体の死は終わりではなく通過点となります。死は敗北ではなく勝利の第一歩となります。遺骨を納める墓も、もはや終着点ではありません。永遠へのスタート地点なのです。

 キリスト教会は今、イエス様のよみがえりを喜びイースターをお祝いしています。ぜひ教会に行ってイエス様と出会い、死に勝利して、平安と喜びと希望に満ちた人生を送られることをお勧めします。


 ( PBA制作「世の光」 2024.4.3放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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