2020/1/13放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 岩井基雄です。
第二月曜日の今日は、旧約聖書のモーセの生涯から神の招きについて学んでみましょう。
40年間エジプトの王宮で育ったモーセは自らの傲慢と拙速さからエジプトの王に命を狙われ、ミデヤンの荒野で羊を飼う者となります。しかし心砕かれたモーセは羊たちの面倒を見、導くことで身も心も備えられたのです。そしてついに時が来たとき、神がモーセを招き、民をエジプトから連れ出す使命を与えます。自分の弱さを覚え尻込みするモーセに、神はご自身の名前を示されました。聖書はこう語ります。
神はモーセに仰せられた。「わたしは『わたしはある』という者である。」
また仰せられた。「あなたはイスラエルの子らに、こう言わなければならない。
『わたしはある』という方が私をあなたがたのところに遣わされた、と。」
旧約聖書 出エジプト記3章14節
神が示された「わたしはある」という名は存在を表す表現で、すべてのものを創造し、保ち、すべてを御手に納める主権者であることを表していました。どんな苦難の中でも主権者である神を認め、神の愛と存在そのものに目を留めるように、とモーセを励ましまた民を導かれたのです。
そしてすぐ後で神はモーセにこう語りました。
「イスラエルの子らに、こう言え。『あなたがたの父祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、【主】が、あなたがたのところに私を遣わされた』と。これが永遠にわたしの名である。これが代々にわたり、わたしの呼び名である。」
出エジプト記3章15節
この【主】という神の名も存在を意味する名前です。神の民イスラエルの先祖たちとも共に歩み、彼らを導き守られた本当の主である方、永遠の主権者である神が民と共にいてくださること、その存在に信頼し、寄り頼む祝福を神の民はこの後味わい続けていくのです。
私たちもいつでもこの【主】である方、「わたしはある」と語られる主権者である神の存在を認め、信頼し、いつでも神の御名を呼び求めていくことができるのです。「主の御名を呼び求める者はみな救われる」(ヨエル書2章32節、使徒の働き2章21節、ローマ人への手紙10章13節 )からです。どのような苦難や困難があろうとも、あなたと共にいてくださる永遠の神に信頼して力強く歩ませていただきませんか? 神はあなたと共ににいてくださるのです。
(PBA制作「世の光」 2020.1.13放送でのお話より )
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