♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■地震は神の怒り? / 関根弘興

2016年02月29日 | Weblog
2016/2/29放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 先日番組にこんな質問が届けられました。「神様は全知全能なる方なのになぜ今、日本全世界で大きな地震が起こるのですか? 神様が怒っておられるのか、また世界を造ったことを嘆いているんでしょうか。」 こんな質問でした。

 私たちが自然災害などが起った時に考えてはいけない発想があります。それはですね、何か自分が悪いことをしたので結果として神様の怒りがこうして起こったのだというそんな発想ですね。

 旧約聖書にヨブという人のことが紹介されています。彼は正しい潔白な人でした。しかし次から次へと災いが襲うんですねえ。そんな悲惨な現状を知ったヨブの友人がヨブを訪ねて来るんです。でもヨブの友達は、ヨブがこれほど大きな悲惨な状態にあるのはヨブが何か悪いことした結果に違いない、と言い始めたんです。ヨブはどれほど友人のことばに傷つき、悲しみを味わったことでしょう。

 しかし神様はヨブの友達に対してこう言いました。「あなたはわたしについて真実を語らなかった。」と。つまり突然の災いの原因が、因果応報だ!と主張したヨブの友達のことばは真実でなかったと言ってるんですね。

 ですからこの事を通しても、地震などが起った時に、因果応報だとか神様が怒っているのだというふうに考えてはいけないんです。神様はこの世界を創造された時に、造られた一つ一つに法則性を持たせてくださり、今も治めてくださっています。ですから定期的に見事な正確さで太陽は上りまた地球は回っている訳ですね。そしてその法則性を神様は特別なことが無い限り侵害なさらないんです。ですからこの大地も同じです。地殻変動がありますし、大陸プレートは少しずつ移動する訳です。ですからそれによって地震はありまし海水の温度変化によって台風も来ます。これは自然の営みなんですねえ。

 しかし残念ながら人間は自然の法則性さえも破壊し、今問題になっていますが温暖化が進み、気象変動はこれからとても心配なことになっていますね。

 だから私たちは自然災害を私たち人間の手で人災へと変えてしまわないように神様に知恵を求めながら管理していくことが大切なんです。災害が起った時、自らの生き方や人としての繋がりの大切さを学び、神様の前に謙遜に生きること、それが大切なんですね。神様は決してあなたを見捨てる方ではないのです。

 (PBA制作「世の光」2016.2.29放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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