2016/12/27放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
聖書には、イエス・キリストの誕生の際に、東の方からやって来た博士たちの物語が記されています。
東の方からやってきて博士たちがエルサレムに来て目にしたのは、自分の王位を脅かす存在に怒り狂うヘロデ王とヘロデの顔色を窺ってメシヤ(救い主)誕生の場所に行こうともしない祭司たち、聖書のことばに生きているはずの人たちが空気を読んで生きている、そんな姿だったのです。
顔色を窺い空気を読む生き方というは私たちの中にもよくあることだと思います。私たちも子どもの時は親の顔色を窺って生きてきた訳です。「今日、お母さん、めっちゃ機嫌悪いなあ。もうそっとしとこ。」 成長すると友達が自分をどう思うか、仕事を始めると上司の顔色、結婚すると夫あるいは姑のそして子どもの機嫌も気になる。
聖書に生きる民でありながら、聖書のことばがどう言っているか、神様ご自身が今どのように導いておられるか、ということよりも、あの人が私を今どう思っているだろう、自分に影響力のある人がどういう態度を取るのか、周りの人がどう言うのか、どう思うのか、ということが自分の判断基準になっているということがあります。
神様の御心よりも自分を取り囲む友人たちとの価値感によって、本当に大切にすべき信仰の生き方が見えなくなってしまっているのです。聖書のことばに従って生きることよりも、その場の空気を読むことが一番大切、対決や衝突を恐れ、まだ時じゃないよね、と自分で決める。結局、「自分がこうやっておけばこの場は丸く収まるからそれも愛だよね」と自分に言い聞かせ、人間的な知恵を駆使し、うまく取り繕う。でもそこには自由がありません。喜びがないのです。息が詰まりそうな生き方になっている。そしていつまで経っても、メシヤの誕生に向かうことはしない(祭司たちのよう)、という信仰心があるのではないでしょうか。
信仰を持つというのはある意味空気の読めない生き方をすることになるのだと思います。空気を読むことよりも大切な価値が人生にはあるのだということを告白することになるのだと思います。
今年一年が終わるこの一週間、私たちは自分の人生で本当に大切にすべきものが一体何なのかを問い直したいと思います。そして空気を読むことよりも大切なものを選び取ることができるように神様に祈る一時を持ちたいと思います
( PBA制作「世の光」2016.12.27放送でのお話しより )
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
聖書には、イエス・キリストの誕生の際に、東の方からやって来た博士たちの物語が記されています。
東の方からやってきて博士たちがエルサレムに来て目にしたのは、自分の王位を脅かす存在に怒り狂うヘロデ王とヘロデの顔色を窺ってメシヤ(救い主)誕生の場所に行こうともしない祭司たち、聖書のことばに生きているはずの人たちが空気を読んで生きている、そんな姿だったのです。
顔色を窺い空気を読む生き方というは私たちの中にもよくあることだと思います。私たちも子どもの時は親の顔色を窺って生きてきた訳です。「今日、お母さん、めっちゃ機嫌悪いなあ。もうそっとしとこ。」 成長すると友達が自分をどう思うか、仕事を始めると上司の顔色、結婚すると夫あるいは姑のそして子どもの機嫌も気になる。
聖書に生きる民でありながら、聖書のことばがどう言っているか、神様ご自身が今どのように導いておられるか、ということよりも、あの人が私を今どう思っているだろう、自分に影響力のある人がどういう態度を取るのか、周りの人がどう言うのか、どう思うのか、ということが自分の判断基準になっているということがあります。
神様の御心よりも自分を取り囲む友人たちとの価値感によって、本当に大切にすべき信仰の生き方が見えなくなってしまっているのです。聖書のことばに従って生きることよりも、その場の空気を読むことが一番大切、対決や衝突を恐れ、まだ時じゃないよね、と自分で決める。結局、「自分がこうやっておけばこの場は丸く収まるからそれも愛だよね」と自分に言い聞かせ、人間的な知恵を駆使し、うまく取り繕う。でもそこには自由がありません。喜びがないのです。息が詰まりそうな生き方になっている。そしていつまで経っても、メシヤの誕生に向かうことはしない(祭司たちのよう)、という信仰心があるのではないでしょうか。
信仰を持つというのはある意味空気の読めない生き方をすることになるのだと思います。空気を読むことよりも大切な価値が人生にはあるのだということを告白することになるのだと思います。
今年一年が終わるこの一週間、私たちは自分の人生で本当に大切にすべきものが一体何なのかを問い直したいと思います。そして空気を読むことよりも大切なものを選び取ることができるように神様に祈る一時を持ちたいと思います
( PBA制作「世の光」2016.12.27放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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