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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人は神のことばで生きる /村上宣道

2011年02月21日 | Weblog
2011/2/21放送

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。

 えー、電車の中でお母さんたちが話してました。「まだ一歳半なのに、突然のようにことばを言い出して、それが幼児語じゃなくって、ちゃあんと分かることばで話し出すのよねえ。びっくりしちゃったあ。」って言ってましたけど、本当にそう思いますよねえ。大人の話してることばをこう聞いててそしてまた絵本なんかを読んであげたりするのを聞いていて、そしてことばを覚えるのかなあと思うとほんとにすごいなあと不思議な感じがしますけれども。

 あのー、13世紀にですね、シリヤにフレデリックという王様がいたそうなんですけれども、人間は生まれたときからことばを内に蓄えてるんじゃないか、それをやがて話すようになるんじゃないかというふうに思ったらしくて、まあ実験といいましょうかねえ、生まれたばかりの赤ちゃんを何人か集めて、そして養育する。で、絶対に赤ちゃんにことばをかけてはいけないというようにしてですねえ育てたんだそうなんですよ。で、何一つ不自由なく必要なものをちゃんとあげる訳なんですけれども、しかしことばだけはかけてはいけないという。当然ことばを覚えない。ことばを発することはしない。そうしている内にその赤ちゃんたちはみんな生きていくことができなくなってしまった。つまり死んでしまったということを読んで、ああそうなんだなあと思いましたねえ。 

 えー、大人でもずうっと話すことを禁じられていたならば生きていけないということがあるんじゃないでしょうかねえ。聖書の中に「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」(マタイ福音書 4章4節)とこう書いてあるんですね。私たちはパンが無くては、つまり食べるその食物がなければ生きていくことができないってこれは確かですけれども、肉体的には。しかし人間はそれだけで生きられるものではないということですね。ことばによって私たちは生きるということで、当然ことばを覚えて一つの会話・交わりを通して私たちは自分自身が生きていくってことができる訳ですけれども、同時に私たちは神によって造られて、神によって存在させられているのですから、神のことばを聞く、神のことばによって生きるっていうこのことが実は大切な、そういうふうに人間は造られているんだということですね。

 聖書というのは神のことばであるという。聖書を通して神様が私たちに何を語ってらっしゃるのかということを聞くということですねえ。そのことによってああ私たちはどう生きたらいいのかということがはっきり分かってくる。そういう意味で神の口から出る一つ一つのことばによって人間は生きるということ。このことを体験して欲しいと思いますねえ。

  ( PBA制作「世の光」2011.2.21放送でのお話しより)


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-
2196 へ



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