♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■苦難をぬけて歓喜に / 板倉邦雄

2013年12月25日 | Weblog
2013/12/25放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「苦難を抜けて歓喜に」という題でお話ししましょう。

 苦難を抜けて歓喜に至る、という内容のことばを言ったのは確かベートーベンだったと思います。クリスマスから年末にかけて、日本ではベートーベンの第九(交響曲)が演奏されが合唱されています。ベートーベンの第五「運命」が苦難の曲であるなら第九はまさに歓喜の曲でしょう。

 ここで聖書のことばをお読みします。

 天使は言った。「恐れるな。見よ。すべての民に与えられる大きな喜び--歓喜--をあなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」(ルカによる福音書2章10節、11節参照)

 イエス・キリストの誕生祭でありますクリスマスの出来事はすべての国民に大きな喜びを与えるものだったのです。日本にいるこの私のためでもありました。

 ではなぜイエス・キリストは私たちに大きな喜びを与えることができるのでしょうか。それはイエスは主なるキリストすなわち神であり救い主であるからです。「この方こそ主なる神リストである」とはそのような意味です。イエス・キリストは全知全能の神であり、天地万物の創造の神です。この自然と歴史の中に働き、支配し、処理されている摂理の神様です。そして何よりも、私たちを罪と罪の支配力から救ってくださる救い主なる神様なのです。

 私たちの人生の悲惨と苦難はすべてとは言いませんが、罪と罪の結果ではないでしょうか。それを私たちは運命とか宿命と呼んでいるのです。しかし聖書は私たちの人生の悲惨と苦難の多くは罪の結果であると主張しているのです。

 ですから、神の救い主イエス・キリストの救いは罪と罪の支配からの救いであり、罪と罪の結果から来る苦難からの救いなのです。生きる苦難、老いる苦難、病む苦難、そして死の苦難、愛する人と別れる苦難、嫌な人と過ごさなければならない苦難、私たちの人生は苦難に満ちています。救い主イエス様はそのような苦難に満ちた私たちの人生を一緒に歩いてくださるだけではなく、苦難を潜り抜けさせて歓喜に至らせてくださる救い主なのです。

 今日はクリスマスです。教会へ行かれてこの救い主と出会ってください。

(PBA制作「世の光」2013.12.25放送でのお話より )

 
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