♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■飼い葉桶のクリスマス - 4 / 大嶋重徳

2013年12月24日 | Weblog
2013/12/24放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 ルカの福音書2章には世界で最初のクリスマスのことが記されています。イエス・キリストは飼葉桶で生まれました。このクリスマスの最初の知らせを聞いた羊飼いにとって、イエス・キリストの寝ているその場所はボロボロの服でも入っていける場所でした。飼葉桶は自分の普段の生活の匂い。服に染み付いた動物の臭いのする場所でした。クリスマスに神の子は汚く臭いのする飼葉桶に生まれました。

 これは私たちにどういう意味があるんでしょうか。クリスマスを迎えるこの時期、それは一年も終わるそのような季節になります。この一年を振り返ってみて、私たちが過ごしてきた現実は、私たちの本当の姿は、私の心の中は、実はこの飼葉桶のようによごれているというのが本当ではないでしょうか。誰にも見せることのできない心の飼葉桶を今日も私たちは持っていると言わざるを得ません。そしてそれはこの一年だけのことではないでしょう。自分の人生の中で何度も何度も後悔してきた自分の人生のよごれた過ち、自分自身が幾ら嘆いても変わることができなかった私たちのだめな人生を私たちは誰もが持っているのです。

 しかしイエス・キリストが飼葉桶に生まれられたということは、キリストはその私たちのよごれた場所に今共にいてくださるということなのです。クリスマスに生まれたキリストは、あなたが胸を張って人間的に着飾ることのできる場所に生まれられるのではない、ということです。そこはだめな心のまま、罪によごれた心のまま、何にも着替えることをしなくてもいい場所にイエス様が生まれてくださる。その時、その場所に光が差して来るのです。

 クリスマスは、そのようなよごれたあなたを知っていてもなお、あなたを愛してあなたを見捨てず、あなたと共にてくださる神がおられる。あなたの罪によごれた姿をなお愛し、十字架であなたの罪のために死んでくださったキリストとお出会いする、そんな日です。だからこそクリスマスは私たちの喜びの知らせであり、あなたのための喜びの知らせなのです。

 そのままのあなたを受け入れ、あなたの人生のよごれた場所に生まれてくださるイエス様を信じ受け入れてみませんか?


 ( PBA制作「世の光」2013.12.24放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 
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