2025/1/1 放送
「世の光」の時間です。明けましておめでとうございます。今週は愛知県名古屋市の富田キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けしています。
一年前の今日でした。夕方、能登で大きな地震が発生しました。今年の元旦を、喜びでなく悲しみの記憶の中で迎えた方もいらっしゃることと思います。神様がそのお心を慰めてくださり、平安がありますように、とお祈りいたします。
2025年はどんな年となるでしょうか。期待と不安が入り混じる思いですが、心を高く上げて、ご一緒に聖書のことばに耳を傾けてみましょう。
旧約聖書には信仰者の祈りのことばを集めた詩篇というページがあります。その中の一つ、詩篇121篇という箇所をお読みします。
「私は山に向かって目を上げる。私の助けはどこから来るのか。」(1節)
詩篇121篇は、そんなことばから始まります。聖書では「山」とは大きな問題、試練をも意味することばです。その山を見ながら、この問題に対する助けはいったいどこから来るのか? と、そんな疑問からこの祈りは始まるのです。そして続くことばは、その問いに対して力強く答えます。
「私の助けは主から来る。天地を造られたお方から。」(2節)
「主」とはキリスト教の神様のことです。詩篇121篇は、神様がどんなふうに人を助けるのか、具体的に述べています。
「主は あなたの足をよろけさせず あなたを守る方は まどろむこともない。」(3節)
「主は すべてのわざわいからあなたを守り あなたのたましいを守られる。」(7節)
神様は、問題が起きないようにしてあげる、とは言わないのです。問題が起こったとしても、神は24時間365日、ずっと寝ないであなたを守る、そして人生を一歩一歩あゆむ、そのあなたの足を支える、どんな困難の中でも心が腐ったり、へたったりしないように、魂を守るよ、とおっしゃいます。
だから、問題が起きたとしても大丈夫です。
2025年が始まりました。神様はあなたを元日のこの日から年末の大晦日まで、ずっと守ってくださいます。
明日もぜひ世の光をお聴きください。
( PBA制作「世の光」 2025.1.1放送でのお話しより )
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