2017/2/20放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
イエス様は御自分と共に生活していた弟子たちにどのように祈ったらいいのかを教えられました。教会では「主の祈り」として毎週、礼拝で祈られているものです。
イエス様はまず、「天にいます私たちの父よ。」(マタイ 6章9節)と呼びかけることを教えられ、「御名があがめられますように。」(マタイ 6章9節)と祈りなさいと教えられました。御名とはお名前ということですね。これは神様ご自身を表しているんです。ですから、神様があがめられますように、という意味ですね。
ではなぜ「神様が」ではなく、「御名があがめられますように」と言っているんでしょう。 旧約聖書の十戒の中には、神様の御名をみだりに唱えてはならない、という戒めがあります。ユダヤの人たちはその戒めを厳格に受けとめて、聖書の中に神様のお名前を表すことばが出て来ると、そのまま発音することをせずに、「主」、ヘブル語では「アドナイ」と読み変えたんです。それと同じ理由から、「神様」とはっきり言う替わりに「お名前」ということばを使うことがよくあったんですねえ。ですから「御名があがめられますように」というのは、神様があがめられますように、という祈りなんです。
それでは、「あがめられますように」とは具体的にどういうことなのでしょう。このことばは「聖なるものとされる」という意味があります。と言っても神様は初めから聖なる方ですから私たちの祈りによって神様が聖なるものとなりますようにと言うそんな意味ではありません。そうではなくて、神様が聖なる方であることをすべての者が認めるようになりますように、というそういう祈りなんです。
私たちが、「御名があがめられますように」と祈る事は神様がきよい聖なる方であり主なる方であることをすべての人々に知らせ、すべての人が認めていきますように、そういう祈りなんです。私たちの現状はどうあれ、神様の力は変わることがありません。神様の偉大さも決して変わることがありません。だから私たちが神様の完全さや力を疑ったり否定したりするのではなく、神様、あなたはすべてを良きにしてくださる主であり、偉大なるお方です、とあがめていくのです。そしてその祈りによって確かに神様は主であり、そして力強い方であることをあなた自身がこの祈りを通して味わうことができるのです。
(PBA制作「世の光」2017.2.20放送でのお話しより)
***
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
イエス様は御自分と共に生活していた弟子たちにどのように祈ったらいいのかを教えられました。教会では「主の祈り」として毎週、礼拝で祈られているものです。
イエス様はまず、「天にいます私たちの父よ。」(マタイ 6章9節)と呼びかけることを教えられ、「御名があがめられますように。」(マタイ 6章9節)と祈りなさいと教えられました。御名とはお名前ということですね。これは神様ご自身を表しているんです。ですから、神様があがめられますように、という意味ですね。
ではなぜ「神様が」ではなく、「御名があがめられますように」と言っているんでしょう。 旧約聖書の十戒の中には、神様の御名をみだりに唱えてはならない、という戒めがあります。ユダヤの人たちはその戒めを厳格に受けとめて、聖書の中に神様のお名前を表すことばが出て来ると、そのまま発音することをせずに、「主」、ヘブル語では「アドナイ」と読み変えたんです。それと同じ理由から、「神様」とはっきり言う替わりに「お名前」ということばを使うことがよくあったんですねえ。ですから「御名があがめられますように」というのは、神様があがめられますように、という祈りなんです。
それでは、「あがめられますように」とは具体的にどういうことなのでしょう。このことばは「聖なるものとされる」という意味があります。と言っても神様は初めから聖なる方ですから私たちの祈りによって神様が聖なるものとなりますようにと言うそんな意味ではありません。そうではなくて、神様が聖なる方であることをすべての者が認めるようになりますように、というそういう祈りなんです。
私たちが、「御名があがめられますように」と祈る事は神様がきよい聖なる方であり主なる方であることをすべての人々に知らせ、すべての人が認めていきますように、そういう祈りなんです。私たちの現状はどうあれ、神様の力は変わることがありません。神様の偉大さも決して変わることがありません。だから私たちが神様の完全さや力を疑ったり否定したりするのではなく、神様、あなたはすべてを良きにしてくださる主であり、偉大なるお方です、とあがめていくのです。そしてその祈りによって確かに神様は主であり、そして力強い方であることをあなた自身がこの祈りを通して味わうことができるのです。
(PBA制作「世の光」2017.2.20放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。