世の光の時間です。お元気でしょうか? 村上宣道です。
今年もほんとにあとわずかとなりましたですねえ。一つの有名な詩を御紹介したいと思うんですけれども、フットプリンツと言って、『足跡』っていうふうに言われている有名な詩なんですねえ。で、音楽もついていますけれども、これはある人が夢を見て、人生を振り返った時に、砂浜に二つの足跡があって、一つは自分のもの、もう一つは神様のもの、っていうんですよね。でも人生の一番苦しかった所には一人の足跡しかついていない。で、神様に、「あなたを一番必要とした時にどうして私と一緒におらなかったんですか。足跡は一つしかないじゃないですか。」っていうふうに聞いたんですね。その時に、「足跡が一つだった時、わたしはあなたを背負って歩いていたんだよ。」っていう、そういう詩なんですね。
えー、大切なこの一年を振り返ってみますと、ああいろんな事があったなあ、辛い事もあったなあって、あの辛かった時に本当に神様は一緒にいてくださったんだろうかというふうに思えるようなこともあったかもしれません。けれど、この詩によれば、一番辛い時こそ、わたしはあなたを背負って歩いていたんだよ、っていうその神様を私たちは覚えたいと思うんですねえ。
詩篇の103篇という所にですねえ、「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」ということばがあるんですねえ。
で、私たちにとっていつでも都合のいいようなことばかりがあったという、神様を信じていれば何でも自分の願ったとおりのことがそこで実現するとか、そういうことでは必ずしもないですねえ。ここで「良くしてくださった」ということばはベネフィットというんですけれども、あなたにとって一番益と思えること、それをしてくださるのが神様だという意味で、私たちも振り返ってみるならば、あの方が良かったかなあ、この方が良かったかなあというふうに人間的に思えることがあっても、しかし神様が私たちにしてくださることはいつでもベネフィット、最も良くしてくださったことなんだというふうに受けとめることができたら幸いだなあというふうに思うんですねえ。
振り返ってみると、やっぱりあそこにも神様がいてくださったからここにこの日を迎えることができたんだなあというふうに感謝をしたい、そう思いますねえ。
それでは、また聞いてください。
( PBA制作「世の光」12/27 放送でのお話しより )
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