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花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

昔日のお正月料理

2015年12月08日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

農山漁村文化協会編「聞き書 三重の食事」より(四日市図書館の本です)

大正の終わりから昭和に初めにかけての食について、著者は、主に鈴鹿市稲生町での聞き書きによります。

お正月(ハレ)の日のご馳走はどんなだったでしょうか?鈴鹿には、正月の様子をよく表現した、こんなわらべ歌があります。

「正月さんはええもんや、赤っかいべべ着てちゃらはいて、雪より白いまま食べて、こっぱのようなかど(さんま)そえて、下駄の歯のようなもち食べて・・・」ちゃらとは鈴のついた塗り下駄、又は新しいぞうりのことである。

元旦の朝は家族揃って雑煮を食べる。雑煮に使う大根入りの汁は、おおつもごに三日分つくってかめに入れてあるので、かめから一回食べる分づつをなべにとる。味付けを濃くしてあるので、水を加えて薄め、餅を一人あたり五~六切れの割合で入れて炊く。

二日には、包みもちで必ずぜんざいをつくって食べる。年末に作った鏡餅にひびが入り、あんこが出てくるので、それでぜんざいを作るのである。

さて、お正月のご馳走はどんなだっただろうか。

上の段、左から 田作り・れんこんの煮しめ・なます・酒 二段目左から 煮豆・ごぼうの煮しめ・黒豆 3段目 こんにゃくの煮しめ・数の子・にんじんの煮しめ・しぐれ炊き 下段が 雑煮 となる。

昭和30年代のわれわれの時代には、野菜の煮しめは少なく、かまぼこ、なると巻き、昆布巻き、たまご焼き、きんとん等が加わり、むしろそちらに人気があった。

雑煮は、四角い切り餅で、鰹だしの汁に菜っ葉を入れた簡単なもの。かしわを入れたりもする。

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水木しげるさんの強さ

2015年12月06日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

11月30日、93歳の長寿で亡くなられた水木しげるさん。ラバウル島の激戦地区で左手を失った。奇跡的に生き延びた水木さんは帰国後、劇画「セントジョージ岬・・全員玉砕せよ」や「地獄と天国」を描く。地獄は戦争、天国は、負傷した水木氏が移送されたココボの土着民との交流のことであります。

生死を分けたその時を、水木さんが描いた場面です。楽天家としか言いようがありません。強かった。

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食の安心 安全

2015年12月05日 | おいらの商店街

今月の朔日恵比寿は、本浦農園さんの野菜が並んだ。無農薬、有機栽培農法で作られた野菜は、高くて不揃いで売れ行きは今一つ、皆さんに食の安全が分かって頂けるには、いましばらくの時間がかかる。

白い玉ねぎが本浦さんから買い求めた物、芽がどんどん出ている。赤い玉ねぎはそれより6日ほど以前にスーパーで買い求めた物で、芽の部分はしおれたまま、その差は歴然だ。芽が出ないように薬をつけるらしい。

玉ねぎを睨みながら、分かって頂けるにはどうしたらいいか?を考える。

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瀬戸市ご一行様来四

2015年12月04日 | おいらの商店街

昨日(12月3日)愛知県瀬戸市から観光協会の御一行様二十数名の方が、四日市諏訪西商店街振興組合様のところを訪れました。

このところ火災地跡地を中心に中心商店街の動きが活発化しています。特に諏訪西さんはまちなか文化祭等のイベントの連打で、このあたりに注目してお越しになったと思われます。

10時到着の御一行様は、すわ公園交流館で説明を受け、その後商店街を散策、都ホテルで昼食をとられたそうです。

初めに、野村諏訪西理事長から中心商店街の概要と現在の動きについて説明があり、つづいて私が映画鑑賞会に関するお話、それから吉田さんに、うまし国店舗の成り立ちから現在の取り組みの説明がありました。生産地と商店を直結し、生産に携わる若者を増やそうとしている。吉田さんは、今一番熱い男ではないでしょうか。

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“第三の男”感想2

2015年12月01日 | 諏訪商店街振興組合のこと

Kさんからも感想を頂戴しました。ありがとうございました。

今回の映画で一番良かった処は、オーソン・ウェルズの顔でした。特に生きていた事が分かる、登場するシーンで、暗から明に変わったとき、照れ笑いのような笑みを浮かべてUPになった顔が凄かった。それに比べて主人公の顔はインパクトがなく、群衆に囲まれた時など、どこにいるのか分らなくなるほどだった。

物語的にはサスペンスとして少し物足りない感じがした。日本の2時間ドラマの方が作り込みはしっかりしているのではないでしょうか。

尚、専務のおっしゃっていたラストシーンですが、なかなか良かったです。

あれは主人公とヒロインが結ばれないという事を暗示しているのでしょうか?それから、最初とラストで、同じように主人公が車でヒロインを追い抜いて行くシーンは面白かったです。

出来れば字幕スーパーでもう一度観てみたいです。

この作品、墓地での埋葬シーンで始まり、墓地での埋葬シーンで終わります。ラスト、遠いところから歩いてくる彼女。ホリー・マーチンスは待ちます。そして通り過ぎていくアンナ。枯葉が舞い落ちて、チターの曲が流れます。忘れがたい名場面ですね。

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