花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

ローカル映画館史

2012年09月22日 | 諏訪商店街振興組合のこと
第10回 三重映画フェスティバルが、文化会館 開館30周年記念として10月20日(土)開催される。
その準備として実行委員会の中村さんと林さんが当店に訪れたのは10日ほど前になるでしょうか?
昭和30年以降の四日市市内にあった映画館を知りたい、それを当日ロビーに掲示して、皆さんの映画館に対する思い出を自由に書いていただこうという企画でした。
ネットで調べると、昭和32年にあった市内の映画館は、
東映の諏訪劇場・3本立ての四日市劇場・東宝の弥生館・洋画の三重劇場・新東宝で成人向きのぼたん劇場・新町にあった四日市東宝劇場・呉服町を入った処の四日市日活劇場・洋画二流館のロマン座・後の塩浜劇場である近畿劇場・宝塚劇場の前身である四日市松映・松原町にあったパラダイス劇場・富田東映・富田劇場
とあった。
林さんが置いていかれた宿題は、各映画館の開館時と閉館時。
嫌と言えない性格上、記憶を辿ればなんとかなるかと引き受けた。
以前に弥生館の経営者だった玉置さんは、今でも映画館跡の漫画喫茶 裏に居を構えてみえる。営業期間がわかるかとお邪魔したが御留守だった。
途方に暮れ、この件はお断りしようかと思いつつ帰り道にふと思い出した。
      フルハウス
諏訪新道にあるフルハウスの経営者・藤井君は、父親が映画館の売店への菓子類卸を一手に引き受けていた関係上映画館のことは結構詳しかったはずだ。
尋ねると、県内の映画館の隆盛を記した面白い本がある。劇場関係者にのみ限られて頒布されたらしいとのことだった

著者の故 久保仁さんは、新聞記者を経て映画界に入った。戦前戦後の映画業界の興亡を目の当たりに見てこられた方だ。
三重県興行環境衛同業組合発行“ローカル映画館史は”三重県内の映画館の歴史を網羅している貴重本だ。
昭和18年から20年にかけての空襲で焼失したのは、
中町の世界館・南町の弥生館・幸町の四日市映画劇場(前 帝国座)・新町の四日市東宝劇場であって、
空襲を免れたのは、富田一色のツバサ劇場(前 豊富劇場)・富田町の衆楽館と富田劇場だった。

ここでフルハウスにみえたお客さんからこんな疑問があがった。
「四日市劇場、通称“四つ劇”又は“かまぼこ劇場”は幸町ではない、なぜなら、私が生まれ育ったのが幸町だから」と・・・

おことわり
ナニブンニモ 若い私の書くこと 訂正があればコメントにてご指摘ください

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