先日、孫のお供で富士急ハイランドへ出かけた。
絶叫マシーンを見上げては「ハハ バカだねえ」と笑う年寄りの部類である。
娘が目当てにしていたらしく真っ直ぐ“富士飛行社”へと向かう。7月出来たばかりの新アトラクションだとは知らなかった。
真っ赤な建物で、古臭く垢抜けしない。関西風ノリのストーリーが説明される。乗務員も普通の兄ちゃんデアル。20名づつが列をなして会場へ。飛行機の羽にのって富士山上空を飛ぶという趣向である。
横一列に座りシートベルトを締める。「ハハーン これは映像と共に座席が揺れたりするのか たいしたことはないワイ」と侮っていたら、大変な目にあった。
会場真っ暗になるや、前の垣根が倒れて、シートが前方へとせり出す。宙ぶらりんの恰好になった。突然前方半円球の巨大スクリーンに、富士山上空を飛行する景色が映し出された。風が吹いてくる。カーブの時は斜めになり、後ろから飛行機においこされるとガタンと揺れる、雲海を抜けるときは上から霧が降ってくる。こんな高い所から落ちたら命はないと必死で手摺にしがみついてオリマシタ。(マタマタ毛ガ ゲキゲン!)
富士山の四季が次々と展開するが、落ちたら大変と思う気持ちで、ゆっくり風景を鑑賞出来ない。再度来る機会があれば余裕をもって挑戦してみたいものである。
この手のアトラクションは今後増えるだろう。より映像がきれいになると臨場感ある世界が体験できる。マ、長生きはするものでアリマス。
※“富士急ハイランド 富士飛行社”で検索すると、ユーチューブで一部が覗けます。