水谷画伯の“四日市の十二景”が終わり、さて四日市商工会議所発行の“商工春秋”の次の表紙を飾るのは???と楽しみにしておりましたところ・・・
かつて“広報よっかいち”に掲載されたことのある外国人向けに四日市市が制作した6組、12枚のイラスト絵ハガキ。名古屋市在住のイラストレーター、川渕長久氏の四日市の風景です。
第1回は“海蔵川の桜まつり”です。
桜の名所として知られている海蔵川堤。この桜並木は昭和30年代に地元の有志が植えたのが始まり。桜の咲くころになると屋台が並び、市内外から花見客が訪れて賑わう。河川公園では、あちこちで温かな春の日差しを受けながら花見の宴が繰り広げられる。
開化の早かった今年は、海蔵川の橋を渡るたびに花の咲き具合を気にしていました。そうしたら、1号線のすぐ西側に一本どこよりも早く満開を迎えた桜がありました。地元の皆さんが“根性桜”と呼ぶやや小さな桜の木です。コンクリートの間から細い根を張りだして生きるこの木は、鳥の糞にまぎれて運ばれたのか、他の木とは種類が違うようです。温かな季節を迎えるころ、この一本だけがいち早く桜の開花を知らせてくれるそうです。
今年も、1年間楽しませていただけそうです。商工会議所様 ありがとうございます