花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

おめでとうございます の続き

2011年01月05日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
昨日の続き
箱根駅伝の合間に観たテレビ。貧乏脱出ナントカ。
今度は。和菓子屋さんのおはなしです。
テレビ局が店を覗くと、閑散とした店内には作りおき出来る和菓子が並ぶ。
奥さんは家事で洗濯中。旦那は持ち前の器用さを生かして、近所の家に網戸の修繕に出かけていた。手間賃2,000円。「結構時間がつぶせるし、張り合いが良いんですよ」とのこと。
さて、旦那は京都の老舗へ“どら焼き”の修行に出る。涙を流して辛い修行に耐えた。その後和菓子店は、テレビで放送された事もあり大繁盛した。
そして10年後、再びテレビ局は和菓子屋を訪問する。あの店はどうなっているのか?
訪れるとその店はなく空き地になっていた。つぶれたか??
近所に尋ねると広い通り沿いに移転したとのこと。
その場所に出かけると、あった。駐車場付きの小奇麗な店舗になっていた。「大成功じゃないですか」と喜ぶスタッフ。顧客もついて繁盛している様子だ。
奥の仕事場から出てきた旦那は再会を喜ぶが、その口からこんな苦労譚を聞かされた。
駐車場が必要だということになりこの場所に移って1年目。どら焼きの包み紙からカビが出た。店の責任ではなかったが客は激減。ここ数年でようやく客が戻ってきたとのこと、何事にも順風漫歩と言うわけにはいかないものだ。
ここでふと、大繁盛している店を見ても面白くない、苦労している姿を見て楽しんでいる自分に気付いた。
“やっかみ”か?それとも人の苦労を見て感動しているのだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする