新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

着ぶくれ

2010年01月19日 07時41分37秒 | 写真俳句・エッセー

Simg_5419x

 ここのところ、寒い日が続いた。

 耳が痛くなった。

 きっと中耳炎に違いない。耳は私の弱点なのだ。風邪を引くと中耳炎になる。

 かかりつけの耳鼻科へ行った。

 待合室は満員。

 ほとんどが高齢者だ。20人ほどが待っていた。みんな押し黙っている。

 内側に、患者が診察を待つ椅子があった。呼ばれた人が、そこで待つ仕組みだ。

 今日の担当も、セガレ医師だった。ひところより、声が大きくなった。馴れてきたのだろうか。

 声が大きい割りに、病名は小声で告げていた。気遣いなのだろうか。

 それにしても、今日は耳の患者が多かった。「痛い」という訴えではなく、「難聴」が多かったように思う。

「まあ、この程度の聞こえ難さは、年相応と言っていいのではないですか」 

 そんな声も聞こえた。

「いやあ、これは加齢によるものではなく、明らかに病変です。しばらくは治療したほうがいいでしょうね」

 そのように言われている患者もいた。

 想定通り、私は中耳炎であった。

「風邪を引いては駄目ですよ。寒暖の差が激しいので、しっかり対応したほうがいいですね」

 とんでもないことだった。私は寒がりなので、しっかり暖房をしていた。

「厚着をすればいいということでもないンですよ」

 そのほか、モグモグと言っていたが、反論する気にはなれなかった。対策は私自身の問題だった。

 正月が明け、世の中は動き始めている。

 国会も昨日開幕で、今日から論戦に入る。

 民主党へ吹いていた順調な風にも、色合いの異なる風が混じってきた。

 政治家たちは、世論をどのように見極めるか。

 政治家に求められるものは、自らの信念だ。断固として貫く意志が必要だ。

 国を守り、国民を豊かにする。

 そのためには何をすべきか。

 国民の意向にも、十分な目配りが必要となる。

 稔りある通常国会の運営を望んでやまない。

 耳の痛みも和らいできた。私も行動しよう!

   着ぶくれや横着者の中耳炎   鵯 一平

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

  

 

 

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする