先日、後輩のK、Yの両君とイッパイ呑んだ。
場所はいつものように、東京駅。
(東京駅と言っても、ホームや待合室で呑んだのではありませんぞ!)
3人とも、今はフリーの立場だ。
おのずと近況の報告となる。
その日は、Y君が「自己診断」と称し、老人の傾向についてレポートしてくれた。
① 加齢性健忘症
誰にも経験のある症状なので、附言は必要ない。
私の場合、特に凄まじい。
② 加齢性確信犯症
これは面白い分析だ。
「これを言ったら誰かを傷つけたり、状況は悪くなりそう」。
それを知りながら、「使命感に突き動ごかされて言ってしまう」
そんな症状だ。
私もこのような行動はしばしば起こしていたように思う。
③ 加齢性うつ症
私もしばしば陥っている。
彼の分析では、「反省」が根っこにある。
「過剰反省傾向」かもしれない。
私の場合は、まともに「うつ」的な傾向になる。
今がそうだ。
したいことがあるのに、具体的に動けない。動かない。
自分のことは、後日に整理したいと考えている。
Y君はそのような分析の末、帝王学の理想型として、美智子皇后陛下を挙げていた。
私も今上天皇・皇后両陛下のお姿には、深い感銘を受けており異存はなかった。
その皇后陛下にとって、「関西淡路地震追悼会」に、皇太子とともにご出席された雅子妃の姿が、とても嬉しかったのではなかろうかと、これはY君のコメントである。
Y君がそのようなに感じているとは、つゆ考えても見なかったので、意外に思った。
実は私も、追悼会に参列された皇太子ご夫妻の姿を見て、大いに安心をした。
K君は、いつものように、ニコニコと話を聞いていた。
楽しいいっときであった。