半年ほど前から、仏壇の前で、お経を読んでいる。
(お経をあげると言うのだろうか)
「門前の小僧、習わぬ経を読む」どころの話ではない。
去年の暮れ、はじめて見た孫は、怪訝そうな顔をした。
朝、孫は私の隣に座る。お鈴を鳴らすのは孫の役目なのだ。
(仏壇の中に、母親の位牌があることを、孫はまだ知っていない)
「なーに?」 と聞かれたので、「お経を読んでいるンだよ」と答えた。
「お祖父ちゃんが、お願いしますと言ってから、お鈴を鳴らしてね」
これがわが家の役割分担となった。もちろん、息子がいれば、孫は息子と一緒だ。
自分で言うのもヘンだが、続けている内に、なんとか声が出始めた。
時々CDで聞くので、気合いは分かってきたようだ。
中身の理解までには、まだまだ到っていない。ほど遠い話だ。
すでに孫は息子と帰って行った。
今朝、私の隣に、孫は座っていない。
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