ひろの東本西走!?

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ドイツ・クリスマスマーケット大阪2011

2011-12-20 22:32:48 | インポート

先日、大阪のキタにあるレトロ喫茶(と思われる喫茶店)を探して新梅田シティ方面を通ったら、「ドイツ・クリスマスマーケット大阪2011」というイベントをやっていました。以前、チラッと見たことはあったと思いますが、ちょこっと探訪です。

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↓この屋台(お店)が一番カラフルで楽しげでした。

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クリスマスのグッズやツリーの飾りがたくさん売られていました。
眺めているだけでも楽しくなりますね。

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家族連れやカップルがワインやビールを飲んだり、ソーセージを食べて楽しんでいました。ちょうど昼時だったので、私も昼食がわりにソーセージとパンのセットを食べることにしました。シンプルだけど美味しかったです。

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本場ヨーロッパのクリスマスマーケットは、それはそれは美しいんでしょうね。
100倍くらいの規模と美しさかな?

ただ、ここも恐らくライトアップされた夜がキレイなんだと思います。
下の写真は新梅田シティのポータルサイトのものを使わせて頂きました。

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時間があれば、夜にまた行ってみたいと思います。


旧鴻池本店 和館内部

2011-12-16 23:53:51 | 近代建築

旧鴻池本店の洋館から次は和館に移動しました。

和館は何度か改修されたようですし、和室部分の畳が全て上げられていたため、オリジナルの佇まいはやや失われていました。しかし、建具や欄間などの透かし彫りや彫刻(作・相原雲楽)などの見所が満載でした。

和館2階の縁側(南面)にはぐるりと窓が巡らされ、かつて流れていた伝法川や眼下にあった船着き場の眺めが素晴らしかったのでしょうね。

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付書院の光と影の美しさが絶品。

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階段手摺の親柱にある雲楽の銘が刻まれた狛犬の丸彫り彫刻。
小さな小さな彫刻ですが、とても印象的です。

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畳の間以外の土間なども興味深かったです。

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洗面や浴室のタイルもシンプルですが味わいがあります。

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旧鴻池本店 洋館内部-2  

2011-12-15 23:46:03 | 近代建築

旧鴻池本店(鴻池組 旧本店)の洋館内部その2です。

このドアの向こうが和館です。どちらも2階建なのですが、階高が異なるのでかなりの段差があります。

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建具の色が異なるバルコニー部分は後の改修のようですね。
アール・ヌーヴォー色が薄まっています。

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この扉の装飾もアール・ヌーヴォーかどうか微妙な気がします。

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この椅子の背もたれ部分のデザインはアール・ヌーヴォーでしょうね。アール・ヌーヴォーかどうか何となく自分では区別しているようなのですが、その境界はどこにあるのでしょうね(笑)。旧鴻池本店のアール・ヌーヴォーにはセセッションの風合いもあるように思いますし、日本特有のアール・ヌーヴォーなのかな?

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ステンドグラスを製作・販売されている「戸夢窓屋」の社長である和田さんの解説です。屋内での設置でもあり、状態はなかなか良いそうです。また、ステンドグラスは汚れが目立ちにくいので、お掃除の苦手な方はぜひステンドグラスをとのことでした(笑)。和田さんは最近、テレビ出演もされて大忙し。もうひと方、ステンドグラスの専門家の方がいらっしゃったのですが、お名前を失念してしまいました。ゴメンナサイ。

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It's so beautiful !!

次は和館の予定です。


鴻池組 旧本店 洋館内部-1

2011-12-13 23:49:00 | 近代建築

旧鴻池本店は、洋館(店舗=旧本店)と和館(創業者・鴻池忠治郎の居宅=旧本宅)から成り、ともに木造2階建です。建築設計:久保田小三郎、住友本店臨時建築部、室内装飾:相原雲楽、ステンドグラス:木内真太郎。

外観だけは何度も何度も見て、いつの日にか内部も見たいものと願っていた旧鴻池本店。建築本や写真集でアール・ヌーヴォーの素晴らしいインテリアや美しいステンドグラスの写真を眺め、建築展などで実物の一部を見たことがあるものの、もちろん非公開の内部は未見でした。しかし、今回、特別に内部を見学させて頂くことができ、長年の夢が叶って大感動・大感激でした。ただ、和館も含めて、願わくばもう1時間は見学したかったですね(汗)。

玄関を入っていきなり目に飛び込んできたステンドグラス。
鴻池ゆかりの鳳凰に因んだ孔雀を図案化した優美なデザイン、鮮やかな色の使い方、全て超一級品の素晴らしさです。様々な質感のガラスも味わいがあります。美しさはもちろん、その大きさと迫力にもビックリ!
以前、建築展で見ましたが、やはりステンドグラスは本来の場所で自然光を通して見るに限ります。

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何という美しさ!

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玄関ホール天井装飾のキューピット彫刻。これは珍しいですね。

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階段室の装飾も実に良い佇まいです。
そして、そこから2階の応接室へ。
そこはため息の出るようなアール・ヌーヴォーの宝庫でした。

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上部に曲線を使った典型的なアール・ヌーヴォー・デザインの鏡を配した暖炉。その両脇にある折りたたみ式のベッド。折りたたんだ状態では収納棚のように見えるのが面白いです。鴻池組の方が少し開閉のデモンストレーションをやって下さいました。

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暖炉も華やかさと落ち着きが同居していて素晴らしいです。

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ありとあらゆる部位に素晴らしい細部装飾が施されており、これらを1つ1つ見ていくだけでどんどん時間が過ぎていきました。

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鴻池組 旧本店(概要編)

2011-12-11 20:56:24 | 近代建築

12月度の「関西洋風建築めぐり」講座の見学先は、スペシャル版とでも言うべき「鴻池組 旧本店」(旧鴻池本店、大阪市此花区伝法)でした。ここは外観だけで10回近く見にきている大のお気に入り建築ですが、これまでに内部を見学する機会はなく、今回、長年の夢が叶いました。鴻池組さん・川島先生、本当にありがとうございました!

「鴻池組 旧本店」は洋館および和館からなり、竣工:明治43年(1910年)。洋館外装化粧直し:大正3年(1914年)です。外観・内観ともに極上で、ブログにきちんとアップしようとすれば長くなりそうなため、今夜はまずピックアップ写真による概要編(≒予告編)です。なお、外観写真には以前に撮影したものも含まれます。

これまでにも何度かブログに鴻池組のことをアップしていました。
 写真は外観だけなので、ほぼ同じですが。

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◎参考ブログ

   今回もmayumamaさんが感動の見学記をアップされています。
   そちらもぜひご覧ください。