新港貿易会館のステンドグラスほかです。この日、会館全体はお休みのようでしたが、横手の方から玄関ホールなどを少し見学させて頂きました。
以前にも内部の記事をアップしています。
写真の重複もありますが、あわせてご覧ください。
最上階に至る階段の途中にある丸窓のステンドグラスは直径約1.3~1.4mはあろうかという大きなもので、しかもそれを間近で見ることができます。これは凄い!様々な色合いと表面状態のガラスが使われており、実に興味深いです。一部補修の跡はありますが、左右対称の幾何学的デザインでモチーフはやはり船でしょうか。カーブを描く白い部分は雲のようにも思えます。
一階にはエントランスホールだけでなく、インテリアショップなどにも印象的なアールデコ調の飾りのあるガラス窓が使われており、味わいがあります。最後の写真は1階廊下の突き当たりにあるステンドグラスです。ここは背面からの光がないのでステンドグラス本来の透過光の美しさは味わえないのですが、エントランスホールや丸窓に見られるのと同様な左右対称の幾何学的デザインです。これを見ていると、船というよりもコンドルなどの鳥が翼を広げたようにも見えるのが面白いです。
それにしてもこの建物は見どころが多いですね。タイルや大理石ももっと丹念に見れば、まだまだ発見がありそうです。