ひろの東本西走!?

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プラハ・ウィーン旅行記(第4日目-1)

2008-03-24 22:55:40 | まち歩き

ウィーンへの移動日=プラハでの最終日の早朝、6時過ぎに起床して部屋の窓から上空を見上げると・・・・・・おーっ!青空が広がっている!

こういうこともあるかと予想して前夜に荷造りは済ませていましたが、大急ぎで6時30分からOKの食堂へ行って朝食を済ませます。そして、お迎えの車が来るまでの約2時間、最後の街歩きに出かけました。もう遠出する時間はないので、ホテル近くの市民会館周辺と旧市街広場を中心に、まだあまり見ていないパジースカ通りを探訪することにしました。前夜の雨で汚れが洗い流されたのか空気は澄み切っています。もう、細かい説明は無しにします。青空をバックにした美しい建物の姿をお楽しみください。

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天気がもう一日ずれていればなあとも思いましたが、その分、カフェなどのインテリアを存分に堪能しましたし、2日半でもその素晴らしさを十分に味わうことができました。プラハはとても美しく、古い佇まいがあちこちに残る魅力的な街でした。また、車の運転のマナーがとても良かったのも印象的です。まだ、もう一回くらいは来たいですね。


プラハ・ウィーン旅行記(第3日目-3)

2008-03-22 20:05:11 | まち歩き

P1080083_t2_2 明日はウィーンへの移動日なので、プラハの夜は今夜が最後です。そこで、大好きな「市民会館」の中にある「スメタナ・ホール」でコンサートを鑑賞することにしました。ここは「プラハの春音楽祭」のメイン会場となるホールで、音楽祭は毎年、このホールにおけるスメタナの連作交響詩「わが祖国」の演奏で始まります。中では2曲目の「モルダウ」が有名ですね。

チケットは前日に購入済みです。オーケストラは新プラハ・コレギウムという室内オーケストラで、プログラムはモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」全曲とヴィヴァルディの「四季」全曲です。このオーケストラ、帰国してからネットで検索してみるとCDも数枚出していました。観光客向けのコンサートの場合、名曲のピックアップを多数聴かせるものが多いと思うのですが、これは割とじっくり聴かせようとするプログラムだと思いました。料金は900コルナ/人で、日本円にすると約6000円とちょっと高めでしょうか。会場がメインのホールである「スメタナ・ホール」でない場合は800コルナの料金設定のようでした。つまり100コルナは場所代とも考えられますね。でも、美しいホールを見ることができるのであれば、プラス100コルナは全然高くありません。実はこのチケット購入で笑い話があったのですが、これについては機会があれば別途で書きたいと思います。

スメタナ・ホールは3階(?)にあるのですが、そこへ行くまでにとても美しい空間が広がっています。エレベータ回りも大理石や金色の装飾満載の超ゴージャスで、アイアン・ワークも極上。控えめな照明も素晴らしいです。いやが上にも期待が高まりますね。

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クロークでコートを預けたあと、3階に上がっていよいよスメタナ・ホールへ。ホールそのもののエントランスがまたビューティフルです。おー、ワインを飲まれているお客さんもおられます。

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そして中へ入ると・・・。

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オォーッ!装飾はひかえめでスキッとした感じですが綺麗です!
天井は外から見えるドームの真下になるのでしょうか。つまり、昼間だとドーム部から淡い光が入ってくるということでしょうね。ここにもステンドグラスがあるようなので、それはそれは美しいやろなあ。
コンサートは2階席で聴くことにしました。写真撮影禁止などの注意表示はなく、コンサート前には皆さんフラッシュバシバシで写真を撮りまくっています。

オケは総勢13名でしたが、ヴァイオリン・ソロの方の音色は美しく、アンサンブルも極上でした。また、演奏ぶりを見てかなりの熱演だと思いました。「四季」をコンサートで聴いたのは前橋汀子+ミラノ・スカラ座管弦楽団メンバー(at ザ・シンフォニーホール)以来です。あのときはアンコールを6曲くらいやってくれたなあ・・・。
私たちは2階席中段に座ったこともあってコンサート中も少し(「春」の第一楽章と「冬」の全楽章)ビデオにも収めました。音もよく響いていてこれはビデオにもバッチリ入っていました。月曜日の夜だったのでお客さんが少なく、それがちょっと寂しかったとは言えますが、良い思い出になりました。

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コンサート後は雨がかなり降っていたこともあって、夕食は近くのデラックス・ホテル「インペリアル」にある「カフェ・インペリアル」でとることにしました。

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このカフェ、天井・壁・梁・柱が美しい陶器モザイク装飾で埋め尽くされています。1914年に造られた建物を利用しており、プラハで最も美しいカフェの一つと言われているそうです。それにしても、こんなインテリアは初めてでビックリしました。ソファ席に座ったのですが、店内はなかなか高級感にあふれています。名前はカフェですが、もちろん料理も注文できますし、ビールも飲めます。夕食として羊料理とパスタを注文しましたが、なかなか美味しかったです。もちろん、食後にはコーヒーも頼みましたが、サービスでパンもついてきて得した気分です。また、ここのウェイターさんはとても感じが良くサービス精神にあふれ、支払いの際に一番若い人だと思うのでうが、ちょっと多めにチップを上げたらとても喜んでくれました。これが本来のチップなんでしょうね。こうしてプラハ最後の夜を充実&至福のひとときで締めくくることができました。

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プラハ・ウィーン旅行記(第3日目-2)

2008-03-21 22:11:31 | まち歩き

まだプラハです。ピッチをあげるつもりが、これもアップしておきたいなあと考え出すと終わりません。ということで、まだまだプラハです。いつになったらウィーンになるのでしょうか?まあ、思い出の整理を含む個人的な記録ですのでご容赦ください。

プラハ城からはネルドヴァ通りを経てカレル橋へ下りました。ネルドヴァ通りには番地などが存在しなかった頃に家々を識別するために作られたユニークな紋章が多数あります。これは一番有名な「二つの太陽」です。紋章とは言え気合いが入っていますし美しいですね。2枚目の写真はカレル橋の上で演奏をするおじさんたちと背後のプラハ城です。月曜日だったこともあって人は少な目。晴れていたらこの辺りの景色も抜群に良さそうなのですが、この頃にはまた曇ってきて写真の色が冴えないのが残念です。

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この日は軽く昼食を摂った後、ナーロドニー通りへ。ヴルタヴァ(モルダウ)川近くにある「チェコ作家協会」(右)と「元プラハ保険会社」(左)です。どちらも注意していないと見過ごしそうなのですが、よーく見ると他の建物よりも古い趣があり、細部装飾も実に味わいがあります。「元プラハ保険会社」の最上階は窓で”PRAHA”の文字を表しているのも面白いです。

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更に進んで、マサリク堤防沿いの現・高級アパート群を見に行きました。ここも光があればもっと美しいやろなあ。。。

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これは、「ゲーテ学院(元・東ドイツ大使館)」のようです。何かいかめしくてもの凄い迫力です。

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「フラホル合唱団の家」の玄関部です。こちらは穏やかな表情です。

かなり暗くなってきましたが、その後、前日から目をつけていた「カフェ・エヴロパ」へ。かなり暗めの照明の中に古いけれどゴージャスな空間が広がっていました。中央が吹き抜けになっており二階にも席があるようでしたが(そちらはレストラン?)、この日は使われていなかったようで照明もついていませんでした。ここが使われていればもっと凄かったでしょうね。ここの店員さん(ウェイトレス)は真っ黒な衣装で、こちらが手を上げても気づかないのか知らんぷり。最初は女性警官が休憩しているか立ち寄っているのかと思ってしまったほどでした。そういう点も含めて、非常に印象的なカフェでした。

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さあ、この夜はこれから「市民会館」の中にある「スメタナ・ホール」でコンサート鑑賞です。プラハ探訪もいよいよ佳境に!


「まちかどの近代建築写真展」詳細

2008-03-20 22:33:08 | まち歩き

先日設営に参加した「まちかどの近代建築写真展」、このときは写真展も含めて雰囲気写真を撮る時間がなかったので、「ハaハaハa」さんを再訪しました。地元(自転車と電車で約20分)だからできる訳でもありますが。ハaハaハaさんには手作りのお菓子・雑貨・小物などがいっぱいで、柔らかな木のぬくもりも感じられて何度来ても心地よいです。

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今年はお店の奥の2部屋を展示に使わせて頂いております。中央の部屋の展示写真が一部テープはずれで落下したとのことでしたので、早速修復。ここは建具があって壁面の一部が少し後退しているため、元々ちょっと展示が難しそうなエリアではありました。再度落下のおそれはありますね。メンバーor関係者でハaハaハaさんを訪れた人は、よく確認して都度修復をお願い致します(^_^;

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端の部屋はほぼ全部が写真と関連グッズで埋め尽くされています。書籍・絵ハガキ・街歩きマップ・模型用型紙に「日本赤煉瓦建築番付」までありますね。昨年までのCDケースに入れた小さな写真も可愛らしかったのですが、今年は全体に写真が大きくなって、その分見やすくなったと共に迫力もあります。ステンドグラスがアクセントになり、また写真を引き立ててくれています。このステンドグラスも素朴で味わいがありますね。

写真を撮った後は今回もお気に入りのハヤシライスとコーヒーを頂きました。お店の方によると、展示を見に行ったまま喫茶の方になかなか戻ってこられないお客さんもおられるそうです。嬉しいですね。

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◎参考ブログ:

   mayumamaさんの”m's  dairy”(2008-3-22)


プラハ・ウィーン旅行記(第3日目-1)

2008-03-19 11:58:00 | まち歩き

3日目(実質は2日目)の朝、祈るように見上げた空の色は・・・どーんよりでガッカリ。明け方に雨が降ったのか路面も濡れています。

しかし、めげている訳にもいかず、再トライでプラハ城を目指します。写真はホテルのすぐ近くにあるキュビズム建築の「黒いマドンナの家」(1912年築)です。今見ても超モダンです。

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そして、プラハ城で最大の見ものであるゴシック様式の聖ヴィート大聖堂です。元々はロマネスク様式だったそうです。この日もわずかな時間だけ日がさしたのですが、写真は帰る頃に撮ったものです。堂々たる大建築ですが、なかなか引きがとれなくて全景が入り切りません。ズームで見ると細部装飾も素晴らしいです。内部はリブ・ボールト天井のラインが見事。

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この聖堂の中で見逃せないのは、ミュシャ(チェコではムハ)によって描かれたステンドグラスです。他のステンドグラスを圧倒するデザイン美・色彩美にうっとりしました。プラハに来るまでミュシャはそう好きな画家ではなかったのですが、前日にミュシャ博物館へ行って多数の作品やビデオを見ていっぺんに好きになりました。俗な言い方なのですが、とにかく絵が抜群にうまくてデザイン性も優れています。特に少女や女性を描かせると最高ですね。ポスターによく使われたのもうなずけます。

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プラハ城からは眼下に美しい赤い屋根の連なりが見えます。また遠くにはカレル橋も臨むことができます。城のそばにカフェがあるのですが、これが空に浮かんでいるような高度感があって素晴らしかったです。写真ではその感じが表わせていないのがもどかしいなあ。

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