ひろの東本西走!?

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洋風建築めぐり講座 小野市立好古館

2014-09-23 11:05:25 | 近代建築

9月は色々と建築めぐりや講演会などに出かけているものの、なかなかブログにアップする時間がありません。で、空き時間に少しずつアップします。

川島智生先生の「関西洋風建築めぐり」講座、9月度は小野市立好古館(旧小野町立小野小学校)でした。小野小学校の講堂としてつくられ、昭和12(1937)年に竣工しました。設計は内藤克雄です。見学当日、小野市の歴史博物館である小野市立好古館では企画展「北播磨の近代化を支えた建築家 内藤克雄」が開催されており、大正から昭和前半に北播磨で唯一設計事務所を開設した内藤克雄が設計した学校や役場などの写真が多数、展示されていました。また、この日はご子息の建築家・内藤正克氏の講演を拝聴しました。

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建物内部に殆ど昔の面影がなかったのがちょっと残念でした。そのためか、私は上の写真で後ろの小野好古館(旧小野小学校講堂)よりも前の掲揚台の方が妙に印象に残りました(汗)。この掲揚台は昭和15年につくられ、平成5年に修復されたそうです。

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正面上部にある3連アーチ窓や持ち送りがデザイン的には一番の見どころだったでしょうか。

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現在の校舎も昔の佇まいを残したようなデザインで、これも良かったと思います。
----小野藩の旧藩校などが学校のルーツだそうです。
(下の写真は小野小学校のホームページより)

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内藤正克氏のお話の中では、企画展の写真で見たような美しく立派な木造校舎が、バブル期に隣の学校が鉄筋コンクリートになったのでうちの学校も・・・といった感じで解体→建て替えられたりも多かったというお話に何と勿体ないと感じました。あれらが残っていれば壮観だったでしょうね。

私は内藤克雄氏のことも小野市立好古館のことも知らなかったのですが、内藤氏が設計し、現存する西脇小学校は優美で素晴らしいですね。但し、これも未見なので、必ず行かねば!
(写真はwikipediaより)

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それにしても小野は遠かった。。。