8月の最終日、ザ・シンフォニーホールへ約半年ぶりのクラシックコンサートに出かけました。
Enjoy!オーケストラ<PartⅠ> ~ある愛の物語~
[指揮]金 聖響
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団
[コンマス]崔 文洙(チェ・ムンス)
前回は3月のコバケンさんの「小林研一郎 炎のタクト!~メンデルスゾーン&ブラームス~」だったみたいです。
さて、今回のプログラムです。
①バーンスタイン:「キャンディード」序曲
②ワーグナー :「トリスタンとイゾルデ」第1幕 前奏曲
③プロコフィエフ :バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より
-1 モンテギュー家とキャプレット家(第2組曲)
-2 ロメオとジュリエット(第1組曲)
-3 タイボルトの死(第1組曲)
****休憩****
④マスカーニ :歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
⑤R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
~アンコール~
エルガー :エニグマ変奏曲より「ニムロッド」
特筆すべきは、料金の安さです。何と1,500円也!
主催者が大阪市なので、市から補助が出ているのでしょうか?
このコンサートは「映画館で映画を見るより安い料金で、フル編成のオーケストラが聴ける!」ことが売り&評判らしいです。
ですが、プログラムはポピュラーな名曲を並べるのではなく、短めとはいえ、しっかりした曲目が並んでいます。素晴らしい!私がこのコンサートに行ったのも、料金の安さはもちろんですが、このプログラムにも惹かれたためです。
これまでにコンサートで聴いたことがあるのは①だけで、メロディを知っていたのも③-1、④くらいでした。⑤のみ、直前に図書館で借りたCDで1回だけ予習しましたが、予習不足はいかんともしがたく、メロディがまだ耳になじんでいなかったのが惜しまれます。
特に良かったと感じたのは、やはり知っている曲がメインで、①、③-1、④、⑤のワルツ?の曲でした。①は華やかでオープニングにふさわしかったです。崔 文洙(チェ・ムンス)さん率いる弦はよく揃っていて腕の動きも大きく、視覚的にも楽しめました。また、打楽器の迫力も印象的で、鉄琴?の音が鮮明に聞こえましたね。③-1は有名なメロディにゾクゾクっとしました。
④(弦のユニゾンが実に美しかったです)は、希望する子供たちをステージ上に招いての演奏でした。これは楽しそう。お値段的に聴衆はもうちょっと子供さんがと多いのかなと予想していたのですが、圧倒的に大人が多かったようです。
チェロやコントラバスの近くで聴いていた男の子の「床が震えていたのに驚いた」との感想が素晴らしかったです。まさに、その場での体験から出てきた感想ですね。指揮の金聖響さんによると、どこでも「凄い」「きれい」といった感想が殆どとのことで、確かに私の感想も一言で言えば、「良かった」「凄かった」くらいしか出てこないかな(汗)?でも、それでいいんですよね。
アンコールも初めて聴いた曲でしたが、アンコールピースはもうちょっとポピュラーな曲でも良かったかもしれません。
◎参考ブログ:
にこりんぼさんの”今日もまったり”
コンサート後は、ホールすぐ横のコーヒー館「蛮々」さんでケーキ&コーヒーを頂きました。閉店までのわずかな時間でしたが、インテリア写真などをパチリ。そこから近所の大阪福島教会、JR西日本・大阪変電所、スリムなビルなどをブラブラ眺めながら帰りました。帰宅後は約7キロのランニングも敢行。クラシック音楽鑑賞、レトロ喫茶&ミニ近代建築めぐり、ランニングと8月最後の1日は充実の午後となりました。夕食時のビールが美味かったです(笑)。