ひろの東本西走!?

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東淀川区・西淀川区探訪

2006-07-23 17:21:00 | まち歩き

双葉温泉を見学した後、引き続き銭湯建築めぐりをすることも考えたのですが、ここは「東淀川区・西淀川区で行こうと思いながらも未探訪だった建物を探すことにしました。

まずは、淡路に移動して東淀川区菅原2丁目の飯田繊工を目指しました。工場敷地の多くがホームセンターに変わっていますが、その一画に創業者の住居関係と思われる洋館+和館+蔵がありました。白亜の洋館は3階建てで規模が大きく立派です。細部装飾もなかなかのもの。淀川の土手の上に上がると全貌がよく分かります。S2年築というこの建物のことは”大阪の近代建築探訪”で知ったのですが、インターネットで調べても殆ど出てきません。こんなに立派なのにね。

続いて、猛暑の中を徒歩&阪急利用で相川駅近くの大阪学園大阪高等学校本館(旧日本大学大阪中学校、S12年築 東淀川区相川2丁目)へ。なかなか撮影に良い場所がなかったのですが、尖頭アーチ状の窓部が印象的なミッション系建物のような感じでした。

最後に、いったん梅田まで戻った後に阪神で姫島駅へ。お目当ては西淀川区姫島1丁目のO邸。個人のお宅ですが、S3年築の登録文化財です。えー、この建物が本当にS3年築?かと思うような美しさです。確かにスクラッチタイル、2F部側面の円窓、玄関周りの造作と装飾を見ると、時代的には古いものだとは思います。それらを残しつつ、うまく補修されたのかな?登録文化財は一定規模までの改変は認められているので、古さと新しさをうまく融合させたのでしょうね。でも、意識してこの建物を探していなかったら、新しいお宅と勘違いして前を素通りしたかもしれません。その意味も含めてユニークでした。また、姫島1丁目界隈は、結構古くからの長屋風建物が残っていたりで風情がありました。ここも全くの盲点でした。

この日訪れたのは地理的な関係もあって約5時間で4箇所と少ないものでしたが、収穫非常に大で、気分を良くして家路につきました。

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双葉温泉、最初で最後の探訪(その2)

2006-07-23 09:34:35 | まち歩き

双葉温泉探訪記の続きです。

次に、浴室の方を見学。脱衣場から浴室への渡り廊下部も含めてステンドグラス、タイルなどが見事。日の丸のステンドまであるとは!浴室は様々なタイルと石の供宴でした。お湯がはってあれば”カコーン”の世界なのですが、もはやその音や人々の語らいの声は聞こえません。ちょっと寂しいですね。

男湯側の坪庭のつくばい(手水鉢)には、ウサギさんorカエルさんとおぼしき石もありました。

見学会にお誘いくださったぷにょさん、本当にありがとうございました。

※この後、引き続き淀川区・西淀川区・東淀川区の近代建築探訪を敢行。
   感想などはまた別エントリーで。でも、暑かった。。。

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双葉温泉、最初で最後の探訪(その1)

2006-07-23 00:45:00 | まち歩き

久々に暑さが戻ってきた今日の午後、2年ほど前に廃業となり、この8月には解体予定という銭湯「双葉温泉」(淀川区)の見学会に行ってきました。これは、ぷにょさんが”まちかど逍遙”で紹介されていたもので、主催は大オオサカまち基盤(略称:大バン)です。

双葉温泉の名前は知っており、近くまで何度か行ったことはあるのですが、実際にその前に立ったのは初めてで、私にとって最初で最後の探訪となりました。13時からの開始時刻に少し遅れて現地に到着したのですが、既に多数の人が見学されておられました。ぷにょさんもおられたのかな?多くの人がおられましたし、お名前もお顔も知らないので、確かめることもできませんでした。

外観では、「双葉温泉」の名前の由来にもなっている有名な大横綱・双葉山の若かりし頃の姿が鬼瓦になっているのが大変ユニークです。さて、中に入るとそれはそれは別世界。脱衣場はかなり高さがあり、天井は格天井。かつて回っていたと思われる古い扇風機がいい味を出しています。中央の男女の仕切り壁には海(?川)の風景を描いた3枚のステンドグラスがはめ込まれおり華やか。また、じっくりと仕切り壁を眺めると木部の彫刻など装飾も凝っています。これは見事。

脱衣場で密かに感動したのは、女湯の方に置かれていたベビーベッド(兼赤ちゃんの着替え場所? でいいのかな?)でした。周囲の柵の部分に動物や鳥などの姿が透かし彫りで描かれていました。しかも、8台それぞれで図が異なっています。この愛情いっぱいのベビーベッドには思い出のある人がたくさんおられるのではないでしょうか。

浴室の方を見ると、こちらにも良さ気なステンドグラスが!
長くなりそうなので、以下は(その2)へ続きます。
 

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