ヒューマニズムが欠落したチビチリガマ保存運動


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ヒューマニズムが欠落したチビチリガマ保存運動
9月12日にチビチリガマが少年たちに破壊されてから18日後の30日に米軍基地の子どもたちがチビチリガマに1万6千羽の千羽鶴を贈った。
チビチリガマには約30人が訪問して、千羽鶴を平和の像に手向けた後、壕の中に納めた。キンザー小学校4年のミナ・ハイアットさん(9)は「10代の子が壊したと聞いてびっくりした。自分たちが鶴を折って返さないといけないと感じた。壕に入ったら悲しくなった」と話した。
千羽鶴を送るきっかけは、嘉手納基地に夫が勤めているヘザー・イエイツマンさん(42)が事件発覚後にフェイスブックなどを通じ、「千羽鶴を贈ろう」と呼び掛けたことだった。賛同した在沖縄米軍基地内の小中高10校の児童・生徒が鶴を折り、平和を願って署名したメッセージカードも添えた。
1万6千羽の中には沖縄県内の小学校や幼稚園、海外から届いた鶴も含まれているという。事件前から「集団自決」について学んでいたイエイツマンさんは「こうした活動で歴史を知ることができる。沖縄の人の心の痛みを思う、鶴を贈ったみなさんの気持ちが集まった」と話した。

イデオロギーの強い知花昌一氏、遺族会会長の与那覇徳雄氏、伊波読谷村会議長、清水耕介教授たちからはチビチリガマを破壊した少年たちへの怒りはあるが基地の子たちのような破壊された悲しみはない。
彼らにとってチビチリガマは沖縄戦で住民が自決した場所であり、チビチリガマを破壊した者は誰であれ許さないのである。彼らがこだわっているのは戦世の悲惨であり、それを根拠にした反戦平和であり、米軍基地撤去である。
72年もの過去の集団自決にこだわり、それを根拠に米軍基地撤去に固執している彼らにはヒューマニズムが欠落していると言わざるを得ない。
72年前のチビチリガマの集団自決を知らない少年たちが存在するのは否定することはできない。心無い少年たちによって破壊されることは起こりえることである。
チビチリガマが破壊されたことは残念で悲しいことであるがチビチリガマの歴史を知らない少年たちをチビチリガマへの悪意ある行為をしたと怒るのはあまりにも大人げないことである。彼らの心はイデオロギーに占領され、現実を冷静に視る能力がない。それは辺野古基地建設でも同じことである。

辺野古飛行場建設は普天間飛行場の移転のためである。普天間飛行場の周囲は人口密集地であり、騒音被害で住民が悩まされていることを那覇地裁が認めている。那覇地裁は住民に24億5800万円の賠償を国に命じた。
離着陸する軍用機が墜落すれば宜野湾市民の生命に関わる。実際に2004年8月13日に在日米軍(アメリカ海兵隊)のヘリコプターが沖縄国際大学に墜落した。
辺野古飛行場建設は宜野湾市民の騒音被害や生命の危機をなくすのが目的である。しかし、辺野古基地建設反対派はそれを無視して新基地建設だと反対をし、建設を阻止しようとしている。
彼らは沖縄の全ての米軍基地を撤去するのが目的であり、その目的のために辺野古基地建設に反対している。彼らは普天間飛行場のある宜野湾市民の人権を完全に無視しているのである。ヒューマニズムが欠落しているのが辺野古基地建設反対運動である。
彼らは世界の平和を願い、反戦平和運動として米軍基地撤去を主張し、辺野古基地建設反対の運動をしているが、彼らの運動はイデオロギーに凝り固まった宜野湾市民の人権を無視している運動である。

チビチリガマの破壊は集団自決の歴史を知らなかった少年たちの犯行であったのであり、彼らが集団自決を侮辱したのではないことを認識するべきであり、彼らを許すべきである。チビチリガマ破壊を悲しみ、1万6千羽の千羽鶴を贈った米軍基地の子どもたちのようなヒューマニズムこそが大切である。
チビチリガマの悲劇をヒューマニズムが欠落した米軍基地撤去運動に利用するべきではない。
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