ヒョン・ビョンスクは慰安婦ではなかった 妓生であった


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ヒョン・ビョンスクは慰安婦ではなかった 妓生であった

 「朝鮮人業者と契約し慰安所を転々とした慰安婦の証言」でヒョン・ビョンスクは慰安婦であったが売春婦であり性奴隷ではなかっと主張している。
「中国に連れていかれた朝鮮人軍慰安婦2」(韓国挺身隊研究会著、ハンオル、2003)に出てくるヒョン・ビョンスクの証言を取り上げて慰安婦は売春婦であったと主張している。親に売られて売春婦や慰安婦になるケースを取り上げ、慰安婦が売春婦であったことを説明しているが、彼女の証言から分かるのは彼女は妓生であり、慰安婦ではなかったことである。
慰安婦は日本軍が管理している売春婦のことである。民間の売春婦ではない。ところが日本兵を相手にする売春婦を全員慰安婦と考えているのが作者である。それは間違いである。
日本軍が慰安所を設置して日本兵だけを相手にする慰安婦を採用したのは日本兵に性病が蔓延するのを防ぐのが目的だった。性病になった者は兵士として使えないから戦力がダウンしてしまう。日本兵の性病を防ぐために慰安婦は月に一回医者による性病検査をした。性病が判明した慰安婦は休ませた。それに慰安婦は軍隊と一体であり軍隊と一緒に移動した。沖縄戦になる前に大陸から沖縄に日本軍が移動してきたが、朝鮮人慰安婦も一緒に移動してきた。

ヒョン・ビョンスクはお金を稼いで、父と母にあげるために売春婦になろうと決心して、中国から女性を買いに来た男と交渉をした。2年で3000ウォンの契約で彼女は中国に行った。彼女が慰安婦でないことは明白である。慰安婦なら交渉する相手は楼主である。楼主は日本軍と契約している売春業者である。楼主が契約している軍隊は決まっている。だから、韓国でどの軍隊の慰安所に行くかは決まっている。彼女は民間の売春業者と中国に行ったから慰安婦ではない。
ヒョン・ビョンスクは16歳で慰安婦になったと証言している。日本には娼妓取締規則という売春婦の法律があり、日本が統治するようになると韓国にも貸座敷取締規則という法律を制定した。日本は18歳以上、韓国は17歳以上でなければ売春婦になれない法律であった。日本軍が管理する慰安婦は法律順守に徹底していたから17歳未満は慰安婦になれなかった。民間では16歳でも妓生になれた。ヒョン・ビョンスクは慰安婦ではなく妓生になったのである。
慰安婦になるには父母や祖父母のハンコが必要であったと証言しているが、貸座敷取締規則には売春婦になるためには両親の許可がなければならないと制定している。ヒョン・ビョンスクがハンコをもらったのは売春婦になるための手続きであって慰安婦になるための手続きではなかった。
ヒョン・ビョンスクは中国の慰安所を転々としたと証言している。慰安婦は日本軍と一緒に移動するので慰安所を転々とすることはない。ヒョン・ビョンスクの居た慰安所には日本兵だけでなく普通の人も来たと証言している。慰安所は日本兵だけが来る。日本兵以外の人は入れない。ヒョン・ビョンスクが居たのは民間人が経営している売春宿であって慰安所てはなかった。
韓国の売春婦は妓生である。ヒョン・ビョンスクは妓生であった。
 作者はヒョン・ビョンスクは売春婦であって性奴隷ではなかった。だから慰安婦は性奴隷ではなかったと主張しているが、彼女は3000ウォンで自分を売ったと言っている。そして、別の業者に彼女は売られたとも言っている。自分から売ろうが、親に売られようが売られる売春婦を奴隷という。ヒョン・ビョンスクは妓生であり性奴隷だったのだ。
 娼妓取締規則は売買を禁じ、売春婦には仕事に応じた報酬をあげ、報酬は自由に使えるようにした法律である。報酬の中から借金返済だけでなく休日に映画などを見るお金にも使った。慰安婦が売買されるというのはなかった。売買されたのは妓生である。
 日本のほとんどの学者やジャーナリストは慰安婦と妓生の違いを理解していない。日本兵を相手にした売春婦を全員慰安婦だと思い込んでいる。そのために妓生だった女性が慰安婦だったと名乗っても信じてしまっている。彼らが反論するのは慰安婦は性奴隷だったということに対して売春婦だったと主張するだけである。売買されるのを奴隷という。売買されたヒョン・ビョンスクは妓生であり性奴隷であったと証言しているのに等しい。ところが作者はヒョン・ビョンスクは慰安婦であり売春婦だったというのである。慰安婦への無知がこのようなねじ曲がった理屈をつくる。
 韓国の元慰安婦を名乗る女性たちには一人も元慰安婦はいない。全員日本兵を相手にした元妓生である。妓生は売買された性奴隷であった。「少女慰安婦像は韓国の恥である」にそのことを書いた。この真実を世界に発信できるのは日本であるのに残念ながら無名の私以外に発信できるジャーナリスト、学者が居ない。残念である。
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