国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
金正恩の目的は中国の経済制裁を解くこと。米国、韓国との友好改善は手段でしかない
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金正恩の目的は中国の経済制裁を解くこと。米国、韓国との友好改善は手段でしかない
北朝鮮の貿易の約9割を中国が占めている。中国への輸出が3月は89%減少した。金正恩が独裁体制を維持するためには莫大な資金が必要である。資金がなくなれば独裁体制は崩壊する。独裁体制を維持するには中国との貿易はなくてはならない。独裁体制を決定的な危機に陥らせたのは中国の経済制裁なのだ。
今の北朝鮮は教科書さえ配布できないほどに経済は悪化している。これ以上悪化すれば幹部の金正恩離れが起き、独裁体制が崩壊するだろう。金正恩としてはなんとしても中国の経済制裁を解きたいのだ。
中国が経済制裁をしたのは北朝鮮と貿易をしていた中国企業への米国の制裁が原因である。米国の経済制裁をなくすために中国は北朝鮮に経済制裁をした。米国、中国、北朝鮮の三角関係によって北朝鮮の経済が破たん寸前に追い込まれたのである。
中国との貿易を復興するには中国の経済制裁の原因を解決しなくてはならない。それは核開発による米国との軍事対立を解消することだ。中国は北朝鮮が米国との核保有による対立を解消しない限り貿易は回復させない。そのことを習近平はと金正恩に伝えただろう。だから、金正恩は中国との貿易回復をするために米国、韓国との関係改善をしようとしているのだ。
米国、韓国との関係改善は目的ではない。中国の経済制裁をなくすための手段である。手段であるのだから本格的な友好関係を結ぶことはない。民主主義国家である米国、韓国と本格的な友好関係を結べば確実に人権問題を追及されるようになり金正恩独裁体制が崩壊の危機に陥ってしまう。金正恩は独裁体制に関係のない友好関係は築くが独裁体制を脅かすような友好関係は絶対に避ける。そんな金正恩の行動に一喜一憂するのはどうかと思う。
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