戦争の本質もヘリパッド建設の真実も知らないノー天気なベテランズ・フォー・ピース






新発売・沖縄内なる民主主義9 A5版  定価1512円(税込み)
新発売・バーデスの五日間上 A5版  定価1404円(税込み)
新発売・バーデスの五日間下 A5版  定価1296円(税込み)

本土取次店 (株)地方・小出版流通センター
http://neil.chips.jp/chihosho/ TEL.03-3260-0355 
chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
クリックお願いします

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
戦争の本質もヘリパッド建設の真実も知らないノー天気なベテランズ・フォー・ピース

ベテランズ・フォー・ピース(VFP)のメンバー6人が8月30日から来沖し、9月9日に帰国した。
VFPは1985年に結成された全米120の支部を持つ、退役軍人らでつくる平和団体である。現在の会員は約3500人である。映画監督のオリバー・ストーン氏も会員である。

VFPは年次総会で、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の新基地建設計画の中止を求める決議案と、米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺でのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設の中止を求める緊急決議案が提出された。決議案は全会一致で可決した。
1985年に結成されたVFPはベトナム戦争を経験した軍人が中心となっている平和団体である。「戦争や武器は平和をもたらさない」という理念を掲げ、各国の米軍基地反対運動の支援などを続けている。
 
 緊急決議案可決したVFPは6人のメンバーを沖縄に派遣した。沖縄にやってきた6人のメンバーはベトナム戦争やイラク戦争を経験したことから、米軍が世界各地で紛争を巻き起こしていることを肌で知っていることを述べ、米軍基地の機能強化に向けた高江のヘリパッド工事に「ノー」を突きつけた。

ヘリパッド建設反対派の集団と一緒になって工事車両を止めようと道路上に座り込み、警察機動隊と激しくぶつかった。「私たちは戦争がどういうものか知っている」と話すメンバーは、ベトナム戦争やイラク戦争を経験したことから、米軍が世界各地で紛争を巻き起こしていることを肌で知っていることを述べ、米軍基地の機能強化に向けた高江のヘリパッド工事に「ノー」といった。

マイク・ヘインズさん(40)はイラク戦争を経験した元米兵である。彼はテロリストがいるとされた家屋の玄関を片っ端から壊し、中に入ったが、家の中に居たのは敵ではなくて普通の家族ばかりだった。米情報部からの多くの情報は間違いだったのだ。マイク・ヘインズさんは「私たちがテロリストだったことが分かった」と言い、米軍は世界で誤った戦争をしているから、米軍が世界各地でやっていることを止めないと、世界中を破壊するおそれがあると考えている。しかし、その考えはおかしい。マイク・ヘインズさんは米情報部の情報が間違いだっために普通の家族の家を襲ったのであって、もし、米情報部の情報が正しかったら敵のベトコンを襲撃していた。その時はテロリストにはならなかった。情報にはミスは起こるものてあり、100%ミスがないというのはあり得ない。
 マイク氏は米情報部の多くの情報は間違いだったと言っているが、それは情報部の質の低下が原因である。もし、それが事実であれば情報部の上部はテコ入れをして改善するだろう。そのまま放置して間違った攻撃を続けるのはあり得ないことだ。
 マイク氏は自分の単純な体験から米軍がテロリストだと考え、米軍は誤った戦争をしていると思い込んでいる。彼の体験はイラク戦争のごく一部でしかない。自分の体験したことからだけ米軍がテロリストと考えるのは誤りである。
マイク氏の考えを読んで頭に浮かんだのは子供の頃から何度も聞かされていることわざ「木を見て森を見ず」や「群盲象を評す」である。
盲人達は、それぞれゾウの鼻や牙など別々の一部分だけを触り、その感想について語り合う。しかし触った部位により感想が異なる。誰一人としてゾウの本当の姿を知らない。部分だけを見て全体と思ってしまうことへの戒めのことわざである。
「群盲象を評す」のことわざに当てはまるのがマイク氏の考えである。彼は米軍の兵士であり、米軍の一部分の存在である。彼が体験したことは米軍がやったことであるがそれだけで米軍が何たるかを判断することはできない。
マイク氏だけではない。ベテランズ・フォー・ピース(VFP)のメンバー全員に言えることである。メンバーは体験主義者であり、体験がそのまま彼らの思想となり理念になっている。ベトナム戦争、イラク戦争などの一部しか体験していない彼らは自分の体験が「群盲象を評す」の盲人のように米軍の戦争のすべてだと思っている。

イラク戦争で米軍はフセイン独裁国家を倒して議会制民主主義国家をつくった。2010年8月31日にバラク・オバマ大統領は「戦闘終結宣言」と『イラクの自由作戦』の終了を宣言し、2011年には米軍は完全にイラクから撤収した。オバマ大統領はイラク戦争の終結を正式に宣言した。
ところが米軍が撤退したイラクにISISが侵略した。ISISはイラク北部と西部で支配領域を広げ、北部の中心都市モースルを陥落させた後、サダム・フセイン元大統領の故郷のティクリートや石油精製施設を抱えるバイジをも支配下に収めた。ISISはイラクの首都バグダッドまで攻め落とす勢いであった。イラクの危機を救うために米軍はISISを空爆しイラク兵の訓練を始めた。

残虐なISIS
生まれたての赤ちゃんから生後3か月の乳児が、これまでに処刑と称して薬物を注射させられたり窒息死させられたりして38人以上も犠牲になった。
15歳の若い少年たちが首を切断されたり、女性たちが、不適切な服装をしたなどの「罪」で鞭打たれたり、不倫の罪に問われて石打ちの刑で殺されたりした。
多くの少年(10歳程度の子供も含む)がイスラム国に加入させられ、戦闘や自爆テロの任務に就かされた。
イラクのヤジディ教徒ら少数派住民の女性や少女、少年約1500人が拉致され、性奴隷となることを強いられた。
ISISは拉致した女性たちを性奴隷として人身売買している。

マイク氏はISISのイラク侵略を止めるために米軍がイラクに参戦していることを知らないのだろうか。

米軍空爆開始から2年、イラク軍は中部ファルージャを奪還し、最大拠点の北部モスルに迫っている。ISIS支配地は減少し続けている。
イラク戦争における米軍を評するのならフセイン独裁を倒したことからISIS空爆までの歴史を知るべきである。群盲の一人であるマイク氏やベテランズ・フォー・ピース(VFP)のメンバーはイラク戦争の全体を見ることはできない。

それはヘリパッド建設についても同じである。群盲の一人一人が集まった組織であるベテランズ・フォー・ピース(VFP)はヘリパッド建設の全体を見ることはできない。
ヘリパッド建設は、米軍北部訓練場(東村、国頭村)約7800ヘクタールの約半分に当たる4千ヘクタールを返還することに日米両政府が合意したことがことの始まりである。返還予定地には6基のヘリパッドがあるがヘリパット6基を2基減らして4基のヘリパットを建設することが米政府の条件であった。国頭村にあるヘリパットだから同じ国頭村の安波に移設するのである。東村に移設するのではない。
国頭村長も東村長もヘリパッド移設に賛成しているし、議員の過半数も賛成している。
マイク氏やベテランズ・フォー・ピース(VFP)のメンバーはこの事実を把握しているだろうか。恐らくしていないだろう。
高江でメンバー6人がやったことは写真のように機動隊と押しくらまんじゅうをしたり、県道70号線を封鎖してカチャーシーを踊ったことである。




 彼らはジャリトラックを1台も阻止することはできなかった。ヘリパッド建設阻止にはなんの役にも立っていない。

「やんばるの森を守ろう」などと記された黄色いTシャツを着て座り込んだメンバー6人は。機動隊員4人に両手両足を捕まえられて排除されるが、何度も座り込んだ。ウィル・グリフィンは「日本の警察はまだ優しいね。米国だったら蹴り飛ばされ、もっと乱暴な扱いを受けるだろうよ」と笑い飛ばした。そう、日本の機動隊はやさしい。デモ隊にケガさせないように頑張っている。特に体の弱い年寄りにはケガをさせないように気を付けている。
日本の警察のやさしさを笑い飛ばし、県道70号線を封鎖してカチャーシーではしゃぎまくるのがベテランズ・フォー・ピース(VFP)のメンバーである。
一緒にデモったりカチャーシーを踊っている連中は普通の市民ではないことを知っているかな。連中は米軍が世界各地でやっていることを止めないと、世界中を破壊するおそれがあると考えているVFPとは全然違う。彼らの多くは共産党員か社民党員の左翼だ。
左翼を自分たちと同じ平和主義者と勘違いして楽しくカチャーシーを踊るVFPのメンバーである。戦争の本質もヘリパッド建設の真実も反対派の正体も知らないのがベテランズ・フォー・ピース(VFP)である。

ベテランズ・フォー・ピースに沖縄の基地問題を語る資格はない。

【沖縄の声】翁長知事誕生から違法確認訴訟まで、9月16日は翁長知事終焉の始まり[桜H28/9/9]
.
チャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」
2016/09/09 に公開
平成28年9月8日木曜日に放送された『沖縄の声』。本日は、キャスターの又吉康隆氏に「翁長知事誕生から違法確認訴訟まで」、「9月16日は翁長知事終焉の始まり」2つのテーマについて解説いいただきます。
※ネット生放送配信:平成28年月9月8日、19:00~
出演:
   又吉 康隆(沖縄支局担当キャスター)

※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
http://www.ch-sakura.jp/579.html
◆チャンネル桜公式HP
http://www.ch-sakura.jp/

チャンネル桜

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )