県警非難する沖縄二紙の病的な反対派へののめり込み






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県警非難する沖縄二紙の病的な反対派へののめり込み
 警察車両で作業員を運んだことで沖縄タイムスと琉球新報は怒り心頭である。2紙は間髪を入れず社説で警察を非難している。
 9月2日に、ヘリパット建設作業員たちは車で国頭村安波の県道70号線を南下してN1ゲートに向かっていたが、3キロほど手前でヘリパッド建設反対派が道路上に10台ほどの車を止めて、作業員の車を阻止した。進めない十数人の作業員は車を降りて反対派の側を徒歩で通り抜けたが、沖縄県警は車両3、4台に作業員たちを乗せてN1ゲートまでの約3キロを搬送した。
 作業員が3キロを徒歩移動するのは大変である。徒歩なら仕事に大遅刻してしまう。それに徒歩で移動すれば反対派にやじられたりこずかれたり囲まれたりして作業員がひどい目に合うのは確実である。県警が作業員を搬送したのは適切な処置だと思うが沖縄2紙にとっては違った。
 
作業員に「乗りますか」と声をかけたのは県警であったらしい、県警は作業員と反対派が相対した場合にトラブルになる可能性を予測したとして「安全確保が目的」と理由を説明したが、タイムス社説は、「機動隊が警備しながらトラブルなく歩いており、説明には説得力がない」と県警の説明を一蹴している。しかし、反対派が作業員の車を強引に止めたのである。そのために作業員が3キロも歩かなければならない羽目に陥った。3キロも歩けば仕事する前に疲れてしまうし、仕事に大遅刻してしまう。見かねた県警が作業員が仕事に間に合うように車で送っていったのは当然だと思うのだがテイムスや新報は気にいらないようである。
タイムスと新報は県警が作業員を運んだことを警察にはあるまじき行為であると警察法を引用して非難している。

タイムスと新報が引用している警察法は次の警察法2条である。
警察法2条1項
「犯罪の予防、鎮圧及(およ)び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締(とりしまり)その他公共の安全と秩序の維持に当(あた)る」

沖縄2紙は警察のやるべきことは厳格にその範囲に限られると主張し、工事に反対する市民が「中立のはずの警察が、作業員を乗せることはおかしい」と批判したことを認めている。反対派の弁護士が「警察の仕事は犯罪の予防や交通の取り締まりなどに限定されている。今回の行為は、その範囲から逸脱している」と指摘したことも認めている。

 しかし、2日には作業員を搬送したことを問題にする前に、それ以上に大きな問題がある。それはヘッドパッド建設反対派による作業員への暴力的な人権侵害である。作業員たちは日本国民である。国民は職業選択の自由が保障されている。彼らがヘッドパッド工事の仕事を選んだことをヘリパッド反対派が阻止する権利はない。作業員は仕事をするために車でN1ゲートに向かっていた。ところが反対派は道路に10台の車を並べて作業員の車を阻止したのである。反対派には道路に車を並べる権利はないし、作業員の車を止める権利もない。反対派の行為は作業員への人権侵害である。
 沖縄2紙が法を問題にするのなら、警察の行為だけでなく反対派の行為も問題にするべきである。それが中立公平をモットーとしているマスコミの義務である。ところが沖縄2紙は反対派が道路に車を並べて作業員の車を止めたことについては法的に問題にしていない。車を阻止されれば3キロも歩いて仕事場にいかなければならない。もし、機動隊が守らなければ作業員は反対派に取り囲まれて仕事場に行けなかっただろう。反対派は作業員の生きていくための仕事を奪おうとしていたのである。作業員の生存権を奪おうとしたのである。作業員の生存権を守るために県警は作業員を搬送したのである。沖縄2紙は反対派には作業員の生存権を奪う権利があるとでも思っているのか。

 ヘリバッド建設に反対して抗議するのは自由である。抗議する権利はある。しかし、作業員の仕事を阻止する権利は反対派にはない。阻止行動は作業員の生存権の侵害である。絶対に許されるものではない。しかし、沖縄2紙は作業員の生存権を無視し、県警が作業員を運んだことを非難するのである。
 沖縄2紙は警察法1条の2項の条文を引用して県警を非難する。

警察法1条の2項
「厳格に前項の責務の範囲に限られるべきもの」とあり「不偏不党かつ公平中正」を求め「権限を乱用することがあってはならない」

2項を用いて新報は次のように非難する。

作業員の輸送について県警は「警察官が(足止めの)現場からゲートに戻る際に、同じ方向に歩いて向かっていたこともあり、安全確保と(トラブルの)予防措置のため乗せた」と説明している。それなら警察は緊急自動車で走行する際、同じ方向に歩いている人を見つけたら、いつでも、誰でも「安全確保と予防措置」で乗車させてくれるというのか。
               「琉球新報社説」
新報は県警の説明を巧妙に捻じ曲げた解釈をしている。
 県警は「安全確保と予防措置」が必要であると判断したらいつでも、だれでも乗せるといっているのだから乗せるだろう。でも、同じ方向に歩いている人を見つけたら誰でも「安全確保と予防措置」が必要と思うわけではない。反対派に恨まれている作業員の場合は危険であることが分かっていたから「安全確保と予防措置」が必要と考え乗せたのである。県警の説明に「同じ方向に歩いている人を見つけたら、いつでも、誰でも」乗車させるのかというのは説明の内容を捻じ曲げて言いがかりをつけているように見える。

タイムスは反対派の弁護士の「警察の仕事は犯罪の予防や交通の取り締まりなどに限定されている。今回の行為は、その範囲から逸脱している」と指摘したと書いているが、作業員を運んだのは反対派の作業員への犯罪の予防である。立派な警察の仕事である。反対派の弁護士だから反対派の犯罪行為が犯罪に見えないのだ。
反対派の弁護士の発言を認める新報の社説は奇妙な理屈を展開する。

警察は同じ県道で、建設に抗議する市民にはまったく違った対応を取っている。県道を歩く市民を取り囲むように追尾したり、警察の大型車両の間に大勢を閉じ込め、炎天下で約1時間半にわたって自由を奪ったりしたこともある。閉じ込めは職権乱用による逮捕監禁を禁じた特別公務員職権乱用罪に該当しないのか。
                  「琉球新報」
「建設に抗議する市民」とは県道70号線に車を並べたり座り込みをして違法行為を繰り返している運動家たちである。彼らが県道を占拠しようとするから、それをさせないために機動隊は彼らを取り囲むし、大型車両の間に閉じ込めるのである。彼らが違法行為をしなければ警察はなにもしない。反対派が紳士的に振る舞い、違法行為をしないで節制した抗議活動をすれば県警はなにもしない。県警が県道70号線に来ることもない。反対派が違法行為をどんどんやるから県警は取り締まらなくてはならない。違法行為取り締まるために県警は来ているのだ。そんな県警の行為が特別公務員職権乱用罪に該当するはずがない。
新報は反対派の違法行為についての批判はしないで、県警だけを非難する。中立を逸脱している。

政府が強行するヘリパッド建設に協力する人には車両輸送の便宜を図り、反対する人には弾圧の牙をむく。極めて政治的だ。これでは警察法で定めた責務「不偏不党かつ公平中正」の誓いが泣くではないか。
                「琉球新報」
 政府はヘリパッド建設を強行していない。ヘリパット建設は国頭村長と東村長は賛成している。議員の過半数も賛成している。両村の賛成に基づいて政府は計画的に淡々と建設作業を進めているだけである。作業員を搬送したのは作業員の安全と遅刻を防ぐためである。作業員は生活のための給料をもらうために仕事をしているのであって「ヘリパッド建設に協力する人」とは言えない。それに県警はヘリツトパ建設反対派を弾圧しているのではない。彼らの違法行為を取り締まっているだけである。

 淡々とした建設作業が政府の強行に見えるのは、琉球新報がヘリパット建設を阻止したい思いが強いからである。県警の行為が政治的に見えるのは県警が政治的ではなく琉球新報がヘリパッド建設阻止の政治思想が強いからである。
 ヘリパット建設に賛成でもなく反対でもないマスコミの公平な精神から冷静に観察すれば、反対派の目に余る違法行為に気が付くだろうし、県警は反対派の違法行為を取り締まっているだけであることを理解するだろう。
新報にはマスコミとしての客観的な公平性を望む。

 沖縄タイムス社説は

作業員の搬送はヘリパッド建設工事に加担することになり、不偏不党、公平中立の立場にも反する。
                「沖縄タイムス」
と述べているが。作業員の搬送がヘリパッド建設工事に加担しているように見えるのは琉球新報と同じようにヘリパット建設に反対しているからである。県警は作業員の安全と仕事に遅れないようにしたのであってヘリパッド建設工事に加担したのではない。
 タイムスは警察法1条の2項の、憲法が保障する個人の権利や自由について警察の権限の濫用を戒めていることを強調し、3条には憲法や法律を擁護することを服務宣誓することをうたっていると述べているが、県警が作業員を搬送したのを批判する根拠にはならない。
反対派が作業員の車を止めて仕事にいけないようにしたのは作業員の「個人の権利」を侵害する行為である。反対派に作業員の車を阻止する「自由」はない。反対派の行為を個人の権利や自由として認めることは反対派が作業員の個人の権利や自由を奪うことを認めることになる。

 憲法が保障する個人の権利や自由は他人の権利や自由を奪わないことが条件である。反対派は他人の権利や自由を奪おうとした許されるものではない。
県警が反対派から作業員を守り、N1ゲートまで搬送したのは不偏不党、公平中立の立場に立っていたからである。残念ながら県警を非難するタイムスのほうがヘリパッド建設反対派に味方してしまい、マスコミとしての不偏不党、公平中立の立場に立っていない。

 N1ゲートから3キロも離れた場所で県道を車で占拠して作業員の車を阻止するのはひどい。考えられないことである。沖縄2紙は、県警は高江で市民らの「表現の自由」を強権的に押しつぶしているのが現状だと断言しているが、そのようにしか見えない沖縄2紙に反対派への病的なほどのめりこみを感じてしまう。

【沖縄の声】小泉首相・橋下府知事・安倍首相そして小池都知事、ヘリパッド建設は順調しかし・・[桜H28/8/26]
チャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」
2016/08/26 に公開
平成28年8月25日木曜日に放送された『沖縄の声』。本日は、キャスターの又吉康隆氏が前半「小泉首相・橋下府知事・安倍首相そして小池都知事」、後半のコラムコーナー”又吉康隆のこれだけは言いたい”では「ヘリパッド建設は順調しかし・・」のテーマについて解説いただきます。
※ネット生放送配信:平成28年月8月25日、19:00~
出演:
   又吉 康隆(沖縄支局担当キャスター)
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