波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

吉胡貝塚のワンコ(三河田原歴史散歩その3)

2019-05-29 01:49:51 | 探求シリーズ
こんばんは、白黒茶々です。
私・による三河田原の歴史散歩は、今回が最後となります。 歴史の流れでいくと、古墳時代 → 江戸時代 → ときたら、今回は懐かしの昭和時代あたりが来ると思ったそこのアナタは、大ハズレです。 結果的には私たちが訪れた順番に沿っているのですけど、やはり最後には最も盛り上がるところを持ってきたかったので、時代区分的にはおおよそ12歩ほど進んでから、130歩も後戻りすることになります。 ということで、今回は縄文時代後期から晩期にかけて人々の生活の場となっていた、吉胡貝塚を採り挙げさせていただきます。



私が初めてこの地を訪れた頃は、畑に囲まれた傾斜地に遺跡の位置を示すこの石碑が立っているだけだったのですけど、現在は史跡公園として整備されています。



その中には、このような大きな岩が 矢崎岩と呼ばれるこの岩は、縄文時代からこの場所にあり、吉胡貝塚のランドマーク的な存在となっています。 昭和26年(1951年)に本格的な発掘調査がおこなわれたときには、若い考古学者たちが記念撮影をした場所でもあります。



こちらの公園には、縄文時代の遺跡ではシンボル的な存在となっている復元住居のようなものはないのですけど………



貝塚(縄文時代のゴミ捨て場で、その頃の生活の様子を知る手がかりになる)が発掘されたときの様子が再現されていて、その断面などを観察することができます。 そこ(底?)をよく見てみたら、屈葬された人骨が しかし、ご安心くださいませ。それらはリアルに再現された模型なので。
それらの野外展示を見終わったら………



吉胡貝塚資料館に入りますよ 私がこちらを見学している間は、波と狛は車の中で休んでいてくださいませ。 入場料(大人200円)を払って、順路に沿って入っていったら、ヨシさんという女性の声が案内と解説をしてくれました。彼女は吉胡貝塚のイメージキャラクターで、私は8年前にこちらの資料館を初めて訪れた時には、可愛らしいゆるキャラを想像していました。



ところが実際のヨシさんは、屈葬された人骨だったのです。 ちなみにこれは、昭和26年に矢崎岩の近くで出土した19号人骨を再現したものです。ヨシさんは50歳代で、両腕には貝の腕輪がはめられ、朱(顔料)が撒かれていることから、長老的な特別な女性だったと考えられています。 そんな彼女が、アナウンス役を務めている……… という形を取っているのですよ。



この資料館は傾斜地に沿った2階建てで、1階の上の空間には縄文時代の生活の様子を再現した展示がされていました。 その中には、ワンコの姿も



その1階には、貝塚から出土した食べカスの貝殻や………



石斤などに使われた石器などが並べられていました。



それから先ほど触れたように、縄文人はワンコと一緒に生活していたみたいですね。 狩猟の手伝いやペットとして可愛がられていて………



その遺骸は丁重に埋葬されていました。



その他には、自分の顔を写してその容姿が縄文人に近いかどうかを判定するコーナーもあったので、試してみました。 彼らはエラが張っていて、眉や鼻、唇は厚く、濃い顔だったのですけど、私の縄文度は33%。なんとか現代風だったみたいですね。



資料館の2階からは直接外に出ることもできるのですけど、そこは体験学習室にもなっていて、申し込めば貝の首飾りや勾玉の製作、火起こしなどを気軽に体験することができます。 ということで、私は「縄文の造形(ミニ土偶づくり)」をやってみることにしました。



その参考資料や型となるものがあるので、その気になればそこそこのモノが作れそうです。 実は、私はこのような粘土細工はン十年もやっていないのですけど、作りたいもののイメージはあるのですよ。 それから10分ほど経ったら………



このようなものが出来上がりました。 皆さん、いかがでしょうか?イヌに見えるでしょうか? そんな私に、資料館の方は「型とかに頼らず、フリーハンドでいきなりここまで仕上げるなんて、素晴らしい 」とベタ褒めでした。 さらにこれをオーブントースターで15分ほど焼いてもらえば、完成となります。

今の段階では、イヌに見えれば上出来なのですけど、さらに欲を言えば、やはり日本スピッツの姿にしてみたかったです。 たとえ縄文時代には存在していなかったとしても、構いません。 そうしたら、スピッツアートに長けている凛ママさんに弟子入りするしかありません 皿洗いでも、ビラ配りでも、何でもやります 凛ママさん、私にお教えを~


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