波と狛のつれづれ日記

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思わずモフッとしたくなる!映画「名探偵ピカチュウ」

2019-06-01 02:04:45 | 映画情報

こんばんは、白黒茶々です。
事の発端は、3月に私が観に行った映画ドラえもん「のび太の月面探査記」の前に流れた予告編でした。 いくつかあった中に洋画が混ざっていて、そこでは人気アニメ「ポケットモンスター」でお馴染みのピカチュウが、なんとリアルな実写となって出ていたのです しかもその質感もよりリアルで、つるつるしていると思われていたピカチュウの表皮が、もふもふの毛で被われているではありませんか それだけではなく、眉間にシワを寄せるなど表情が豊かで、なぜかちょいワル風のおっさんの声ときたもんだ これだけでも、インパクトありありです。 そのアクの強いピカチュウが何をするのかというと………



ティムという青年と組んで探偵をやり、ある難事件を解決するという、映画のタイトルもズバリ「名探偵ピカチュウ」となっていました。 私はどちらかというと、「ポケットモンスター(ポケモン)」より「妖怪ウォッチ」派だからなぁ。 登場するキャラクターは、ポケモン以外はサトシぐらいしか知らないし。その頃はそのような先入観に支配されていたこともあって、「名探偵ピカチュウ」のこともスルーしていました。 その映画の公開が近付いたあたりから、その予告編がテレビでも流されるようになり、例のリアルなピカチュウが私の脳ミソに波状攻撃を仕掛けてきたのです。 「あのピカチュウの質感を、ずっと観ていたい」私はしだいにそのように思うようになりました。 それにトドメを刺すように、その映画が高い評価を得ていたり、観てきた方たちの「すごく良かった」という声があったり、………と、私をその道に引きずり込んでいきました。 ここまできたら、行かない理由はありません。映画「名探偵ピカチュウ」を観に行きますよ



という流れで、やって来ましたよ またしても県境をまたいだ隣町にある、ユナイテッドシネマ豊橋18に。 いつもと雰囲気が違うと思ったそこのアナタは、鋭いです 私は映画鑑賞は休日の朝に行くのがすっかり定着していたのですけど、今回は平日の夜にしました。 朝映画は睡魔に襲われる心配はほぼないのに対して、尿意に支配され、上映中に最低でも1回はトイレに駆け込まなければならないのですよ。 一方の夜映画は、ガラ空きでゆったりと観られ、トイレのほうも最後までもたせる自信があります。しかしその日の疲れなどから、眠ってしまったり意識が朦朧としたりして、観た内容をほとんど覚えていないという事態に陥る恐れが 私は2年前の夏の「メアリと魔女の花」でそれをやってしまい、それ以来夜の観賞は封印していました。 とはいっても、ここ最近は休日の朝は予定が詰まっていて時間が取れなかったので、思い切って平日の夜に行く決意をしたのです。 なかには「映画で盛り上がるシーンの間は、さすがに寝られないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょうけど、私はなぜか手に汗握るようなアクションや決闘のシーンの中でも、堕ちてしまうのですよ。 「絶対寝ないぞ 」という意思だけでは心許ないので、映画館に行く前に刺激物のカレーを食べたり、スクリーンには買ったブラックコーヒーを持って入ったりしました。 それから間もなくして、私の前にいくつかの映画の予告編が流されました。



まずは「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」です。このゴジラを見たときの、私の第一印象は「ゴジラ、顔ちっちゃ 」でした。そのぶん身体が大きくてマッチョで、より強そうに感じます。 今日までゴジラが出てくる作品は国内外問わず多数創られてきたのですけど、今回のものはハリウッド版にございます。 そのゴジラが、神話の中でしか存在しないと思われていたモスララドンキングギドラらの怪獣たちと世界の覇権をかけて闘うそうです。 その一方で、未確認生物特務機関・モナークは、怪獣たちの頂上決戦によって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと奮闘するというのですけど………  私はゴジラ関連の映画は「モスラ対ゴジラ」のリバイバル版しか観たことがありません。 しかもそれは、映画ドラえもんの「のび太の恐竜」との同時上映でしたし……… って、コレを言ったらおおよその年齢がわかってしまいますよね。 それはさておき、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は今回の日記が更新される5月31日から公開されます。



2つ目は、「天気の子」であります。3年前に大ヒットした「君の名は。」の新海誠監督の最新作で、音楽もその作品と同じRADWIMPS(ラッドウィンプス)が手掛けています。  この作品は、天気の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語とのこと。東京にやって来た家出少年・帆高が出会った不思議な力を持つ少女・陽菜。二人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれるというのですけど………  思わずのめり込んでしまう内容に、風景もきれいに描かれていて、それらにマッチしている音楽にもグッとくることでしょう これは、私が次に観に行く映画の最有力候補となりそうですね。 ちなみにこの「天気の子」は、7月19日に封切られる予定です。



そのあと、本編前のお約束としてすっかり定着している「ノーモア映画泥棒」のビデオ男ジュース男ポップコーン男パトランプ男らの寸劇(?)が映し出され、いよいよ映画「名探偵ピカチュウ」が始まりました。



この作品は、人間によって遺伝子レベルから作り出されたミュウツーが研究施設から飛び出し、大暴れ(?)するシーンから始まります。 そのミュウツーの目の前で車がクラッシュし、それに乗っていた探偵のハリー・グッドマンは消息を絶ちました。 ヨシダ警部補(渡辺謙)から「ハリーが事故で亡くなった」という知らせを受けた息子のティム(ジャスティス・スミス、声・竹内涼真)は、ライムシティにあるハリーの家を訪れることに。ちなみにライムシティは、人間とポケモンが共存する街でもあります。



すると、そこでティムは、ハリーの相棒だったピカチュウ(声・ライアン・レイノルズ、西島秀俊)と出会いました。 やっぱり実写版のピカチュウもカワイイのですけど、その容姿に反して声がおっさんなのですよ。 しかも「どうせこんなことを言っても、言葉は通じないだろうけど」なんてティムには聞こえていますし。 なかには気付いている方もいらっしゃると思いますけど、私は洋画を観る際に字幕を追っていくのがイヤなので、今回も日本語の吹き替え版を選びました。



………という場面で、ティムは「R」と書かれた小瓶の中のガスを噴射してしまいました。それを吸ったエイパムは凶暴化し、なんと2人に襲いかかってきたのです こうなったら、とにかく逃げろ



エイパムの襲撃から命からがら逃げ切ったティムとピカチュウは、ルンパッパがウェイターをしているハイハットカフェで話をすることに。 ここでもピカチュウは「コーヒーのおかわりをくれ、うんと濃いのを頼むよ」って、かなりシブいですよ。 しかも、こんなにコーヒー好きだったなんて。 ティムはかつてはポケモンのことが好きな少年だったのですけど、父のハリーが自分を祖母(ジョゼット・サイモン、声・犬山イヌコ)の家に置き去りにして、ライムシティでポケモンとともに仕事に没頭していたこともあって、しだいに彼とポケモンを遠ざけるようになりました。  一方のピカチュウは、かつてはハリーの相棒だったのですけど、今はその記憶をなくしていることを告げます。 「おいおい、記憶がないのに探偵なんて務まるのかい?」と突っ込むティム。それに加えて「オレに相棒なんていらないよ」とも言っていたのですけど、「ハリーは生きているとオレは確信している」というピカチュウに説得されて、2人は手を結んでその事件を追うことに。



しかし、なぜかピカチュウの言葉はティムにしか通じず、彼以外の人には「『ピカピカ(声・大谷育江)』って言っててカワイイ 」としか聞こえません。 しかも、アニメ版でもお馴染みの「ピカピカ」の鳴き声(?)はこのシーンだけですし。



ティムとピカチュウは、事件の手がかりを掴んでいると思われる、新米記者のルーシー(キャスリン・ニュートン、声・飯豊まりえ)のもとを訪れました。



ちなみに彼女のパートナーのポケモンは、アヒルのようなコダックでした。そのような中、ライムシティではその街の創始者のハワード・クリフォード(ビル・ナイ、声・中博史)と息子のロジャー(クリス・ギア、声・三木眞一郎)が、週末にポケモンパレードの開催をすることを発表しました。  やがてティム&ピカチュウとルーシー&コダックは、「R」の出どころとハリーの事件の真相、さらにはそれらを繋ぐ陰謀にも迫っていくのですけど、その行方はどうなるのでしょうか?それから、ティムはハリーと再会することはできるのでしょうか



この映画は、ポケモンと人間の関係が深く掘り下げられているのに加えて、映像技術が優れているので、両者の住む世界がリアルに感じられます。 手に汗握るアクションも……… って、スミマセン。決して退屈だったというワケではないのですけど、私はそのあたりで眠気を感じ、次に気付いたら少しばかりワープしていました。 それでも、私の中ではなんとか話は繋がったので、被害(?)は最小限で済みました。  それから、ピカチュウがおっさんの声でしゃべり、その声がティムにだけ聞こえるのには、実は深い理由があったのです。 その謎は最後のあたりで明らかになるのですけど、すべての鍵はミュウツーが握っています。



これは、フリーザ様?いや、色使いやマッチョ感は似ているのですけど、違います。ミュウツーであります。「名探偵ピカチュウ」は、元祖「ポケットモンスター」ともコラボしているみたいで、エンドロールのあとにはCGアニメの「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の予告編が流されました。 最強のポケモンをつくりたいという人間のエゴによって産み出されたミュウツーは、そんな人間に憎悪の念を抱くのですけど……… こちらのポケモンシリーズは、7月12日から公開が始まる予定です。



それよりも、やはりピカチュウのあのふわふわとした質感と、顔がしわくちゃになったりする豊かな表情がたまりません 私は映画を見終わってから、今度はピカチュウ(帽子をかぶった名探偵バージョンのヤツ)のぬいぐるみを買いたい衝動に襲われたのですけど、そのようなものは映画館の売店にはありませんでした。 あきらめの悪い私はネットで検索し、自分が思い描いていたのにより近いものをポケモンセンターで見つけました。 しかし、そのお店はウチからはかなり遠いのですよ。そんな地方のユーザーのために、オンラインショップもあるのですけど、そちらのピカチュウは売り切れていて、次の入荷はいつになるのかわかりません。 こんな2重3重にピカチュウ防御網が張られていたら、降参するべきなのです けど………



私はAmazon(アマゾン)にまで手を出し、そちらでより理想に近いピカチュウのぬいぐるみを発注してしまいました。 その配送が、この映画レポートの更新には間に合いそうにはないのですけど、いちおう一件落着と相成りました。



しかしよく考えてみたら、最近増量しつつあるが、ピカチュウの体型と質感により近付いてきたような気がします。 それは健康面ではあまりよろしくないのですけど、しばらくは勝手にイメージを重ねさせ、たまに心の中で「コマチュウ」と呼ばせていただきます。 と、とにかく、「名探偵ピカチュウ」は全世界を感電、いや、感動させるというだけあって、老若男女はもちろんのこと、ポケモンの予備知識がない人でも充分に楽しむことができます。 観賞後には私のように副作用に見舞われる恐れがあるのですけど、気になられた方は映画館にお向かいくださいませ。

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