波と狛のつれづれ日記

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高校野球への想い

2020-07-29 01:14:07 | 野球ネタ

暑中お見舞い申し上げます、白黒茶々です。

今年は梅雨明けが遅いこともあって、今の時季が夏だということをなかなか実感しにくいのですけど、そう思ってしまうのにはもう1つの理由がありました。 皆さまもご存知の通り、高校総体や国体などの夏のスポーツイベントがコロナ禍の影響でことごとく中止になってしまいました。 さらに、夏の甲子園こと全国高等学校野球選手権大会までも。

それにともなって、各都道府県の代表校を決める地方大会もなくなったのですけど、今夏をもって引退する3年生の野球部員を救済するためにも、代替えの試合がおこなわれることになりました。 また、その詳細については各地方に委ねられることに。
ちなみに私のいる静岡県は「2020  夏季静岡県高等学校野球大会」と冠して、まずは移動による感染リスクを減らすために、県内のチームを大きく東西に分けました。双方の地域で組合せ抽選をおこない、ともに対戦するのは準々決勝以降ということに。
それから、練習不足によるケガなどを防ぐために、試合は7イニングまでとして、8回以降は特別ルールのタイブレーク制を採用。その一方で、試合の早期打ち切りとなるコールドゲームは、5~6回に10点差がついたときのみ成立することとなりました。
あと、基本的には無観客なのですけど、3年生の選手の父兄は特別にスタンドに入れてもらえるとのこと。私は今年こそは母校の野球部に直接声援を送りたかったのですけど、自動的にそれは不可能に。 これで休みが合わなかった昨年までと含めて、3年連続でリモート応援となってしまいました。

………と言いつつも、実は私はそのチームが結成されて間もなくしておこなわれた試合を観に行っていたのですよ ということで、話は昨年8月のお盆休みにまでさかのぼります。 時期的に、ちょうど夏の甲子園大会が盛り上がっているのと同時進行で、各地方では翌春の選抜大会の出場校を決める試合がおこなわれていました。 ちなみに、私の母校の新居(あらい)高校は、その初戦で浜松開誠館高校と対戦することになりました。
そのチームは、私学の女子高だったのが共学化したのにともなってできたのですけど、プロ野球の大阪近鉄バファローズや中日ドラゴンズ、さらにはメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースなどで活躍した中村紀洋氏が非常勤コーチを勤めるなどして、着々と力を蓄えてきました。 それにしても、個性的なユニフォームですね。

一方の新居高校は、部員数がベンチ入りできる18人には及ばず、選手のポジションもようやく決まったばかりという感じでした。

試合のほうは一方的で、10点差がついたところで、コールドゲームが成立。 それでも、相手を無得点に抑えたイニングがあり、2アウトからでも連打で1点を返したので、収穫はあったと思います。 チームに力の差があるのは、やむを得ないことです。弱いのは決して恥ずかしいことではありません。彼らはその時点ではまだスタートに立ったところです。なので、ひと冬越えてどのくらいまで成長するか、私は楽しみにしていました。
ところが、コロナ禍の影響で春以降の練習はままならず、従来の夏の大会も中止の憂き目に。 さらには、代替え大会の2週間ほど前におこなわれた、同じ市内の湖西高校との定期戦(年に1度の交流試合のようなもの)では、序盤にエラーなどから大量失点してしまい、最後まで一方的な展開に。 (こちらは0対7の7回コールド負け)いろんな意味で厳しいのですけど、私は彼らを信じて見守ることにしました。

そのようにして迎えた7月18日。新居高校は2回戦からの登場で、御前崎市にある浜岡球場での試合に挑みました。 対する相手は、1回戦を勝ち上がってきた藤枝東高校。その高校はサッカーでは有名ですけど、野球部も健在です。

私はその試合の行方を、遠く離れた場所からスマホに随時送られてくるスコアを見ながら見守りました。 初回にいきなり先制の1点を取られてしまったのですけど、すぐに同点に追い付いたではありませんか よしよし。

しかし、再びリードを許すことに。 それでも、それ以降は相手を無得点に抑えているので、そのうちチャンスが廻ってくるかも知れませんよ

………と願っていたのですけど、結局1対3で敗れてしまいました。 がウチに来た年に初戦突破したのが最後なので、これで6年間夏の勝利はないということになります。

悔しくないと言ったらウソになるのですけど、厳しい状況の中でも選手たちはよく頑張ったと思います。 試合のほうも善戦しましたし、よくここまでチームをもってきました。 なかには部員数が少なくて合同でしか参加できないチームもあり、県内の金谷高校にいたっては、合同なうえに学校の再編で今年の夏が最後となってしまいました。そのチームは大差で負けてしまいましたけど「野球ができて幸せ」という彼らの言葉は、私の心にも響きました。
3年生が引退し、より小所帯となっても、新居高校にはまだ先があります。秋以降の大会には単独で参加できるので、そんな彼らに可能な限り、私は声援を送り続けます。


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